甘夏の木の下で
こんな日を小春日和というかのような気持ちがよい一日になった。
朝方は少し寒かったもののいつものように池ヶ谷の山の上の畑に集まったご同輩。
種屋かもらってきたという売れ残りのインゲンを大根を抜いて空き地になっていた場所に植え込み、手を洗ったあとのんびりと世間話、、、というより、黄色味を増した甘夏みかんの木の下で日向ぼっこを始めた。
すぐそばの尾根が風除けになっているくぼ地の畑は、風もなく暖かい日差しだけがふりそそいでいるため、なんだか気だるくなり眠気さえ襲ってきた。
しかし、十二時近くになると、昼ごはんを食べるため腰をあげ、いそいそと山を下る。
騒がしい世間の風もこの陽だまりまでは届かない。 ”日日是好日”。
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今夜のテレビで大分発地域ドラマという番組で豊後高田市の商店街をテーマにしたドラマをやっていた。
まえに、岐阜放送局が飛騨のドラマをやっていたのとおなじものだった。どうも各局持ち回りシリーズでやっているようだ。
多分地元の人が見れば、自分が岐阜放送局を見たときの感想と同じような意見を言うのだろうが、大分県そのもを知らない自分にとっては、監督が役者を使いこなしていなため、演技が下手だなって言う感想以外には、何も感じなかった。
ただ、台詞の中で「頑固で無口な昭和の男です」とか「昭和の匂いが漂ってくる」なんて言葉を聴くと、以前には昭和の変わりに明治という言葉を使っていたように、自分たちが生きた昭和が、今の人たちにとって大昔になってしまったんだな、ということを、目の前に突きつけたれたような気がしてしまった。
平成も27年が暮れようとしているいま、”十年ひと昔”という言葉が本当ならもう少しで三昔にならんとしていることになる。
あ~あ
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コメント
おばさま、
今日も暖かかったですね。
自分らから言わせると、やっとこの間まで昭和だったのにという感じしか持っていないのに、、、
昭和を古い時代扱いにするには抵抗がありすぎます。
投稿: オラケタル | 2015年12月22日 (火) 21時49分
今年は異常気象って言うのでしょうか
車で出かけるのは暑いほど
上着を脱いでシャツ1枚で平気なほど
草花も季節感なく困っているのかな
平成生まれの方々が活躍する時代
昭和は遠くになりにけりってことかしら
投稿: おばさん | 2015年12月22日 (火) 19時10分