さねかずら
人に知られで来るよしもがな
携帯電話が発達した今の世では考えられないことだが、我われの若いころの逢引き(なんて古い言葉なんだろう)は苦労したもんだ。
それよりもっとむかし、平安時代には、こんな歌まであって今の世に残っている。
この歌に出てくる”さねかずら”がこの実である。赤く艶々とした実はつぶしたことが無いので分からないのだが、おいしいようで鳥たちがよく食べていくようだ。
大きなものになると、直径が5センチくらいになって藪の中にあっても目立っている。
別名を美男かずらというのは、蔓をつぶすとねばねばの樹液が取れて、それを髪の毛に擦り付けて整えたことによるらしい。
今で言えばリキッドよりポマードと言った感じのもののようだが、、、、、、、
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今日は孫たちを肉で誘って(釣って)家に呼んだ。
ちょうどしゃぶしゃぶ用にいただいた肉があったので、それに安い肉を付け足してはじめたが、「うまいうまい」と言って次から次へと口に運ぶさまを見ていたら、こちらが手を出す前に食べきってしまった。
食べ盛りの年頃で、自分のこのころを思い出してしまった。
戦後、しばらくは牛肉なんて見ることも出来なかった。
「月に一回鯨肉があたればよいほうだった」。と言えば、あんな高級なものを、、、、という。が、筋だらけで噛んでも噛んでもという部位だったことは知らない。
時代は変わってしまった。
あのとき、鯨を食べ過ぎて捕鯨禁止条約が出来たのだが、自然の動物はいかに脆弱ものか思い知らされている。
ともあれ、久しぶりの来訪で、酒がすすみ頬の筋肉が緩んだ。
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コメント
岡崎在住さま
一歳3ヶ月なら、歩きはじめくらいでしょうか。このころからが一番可愛い時期ですし、危ない時期ですね。
ここしばらく、わたしも幼児を風呂に入れていませんが、姉の子供から、自分の子供、兄弟の子供、孫など合わせて十数人を生まれたてから入れています。ベテランですよ。
そして、一番下の孫が今年高校3年生になりますので80歳ではみんな成人しそうです。下手すればひ孫を風呂にと言う事態になりかねませんがそのときはさすが拒否されそう。
それにしても、周りにはかなりの年でも結婚しない中年がいまして、その言い分のひとつに友達の離婚を挙げています。
むかしは三畳一間の貧乏暮らしでも、結婚していたのに比べると、、、、、人の気持ちも変わって来たのでしょう。
長くなりますので、この辺で、、、
投稿: オラケタル | 2016年1月 5日 (火) 22時15分
tomokoさま
身内ってことは何でも許せちゃうもんですね。
これが、会社の宴会などだったら、、、「いまどきの若いもんは、常識もわきまえない、、」の一言も出そう。
最近の若者は食が細いなんていわれている中で、その食べっぷりがうれしい、、、のでございます。
投稿: オラケタル | 2016年1月 5日 (火) 22時01分
オラケタ様おめでとうございます。オランドコの孫は1歳3ヶ月で官公庁が休みになった先月30日に岐阜市から来訪。初めて風呂に入れたが恐々やったな。(笑)息子の嫁の仕事は病院関係の管理栄養士で、1月2日に交代勤務のために元旦に岐阜に帰るという日程。病院関係は大変や。孫は1歳でもう保育園に入園中。そんな孫が二十歳になる頃はオリは80歳近くなり、その時代は想像がつかんな。昔は出稼ぎという期間工さんで
製造業の繁忙時期を凌いだもんやが、何時の頃からか景気低迷が相まって非正規社員で人件費節減を計るような社会構造となり、結果、給料も上がらない、税収も増えない、結婚できない若者と年寄りが増えるような社会となってしまっている。国債発行で何とかなる社会構造であるなら、それを肯定し消費税UPは止めたたほうが良いな。政治家の身を切る改革がいつの間にやら消えておるし、それをまず実践してもらわんとダシカンな。
投稿: 岡崎在住 | 2016年1月 5日 (火) 19時30分
お孫さん達の食べっぷりの良さを肴に、お酒がすすみましたね

そのお気持ちよ~く分かります。
若い人が居るだけで気持ちが浮き浮きしますよねぇ~
昔、すき焼きの牛脂が美味しかった!
今はとても口に出来るものじゃありません
食べ物事情も、体の事情も変わってしまいました。
投稿: tomoko | 2016年1月 5日 (火) 11時53分