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2016年1月10日 (日)

春菜つまむと

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明日よりは 春菜つまむと しめし野に  

   昨日も今日も  雪はふりつつ

                 山部赤人 

万葉集に載っていた歌だと学校で聞いた覚えがある。

少々覚え違いがあるかと調べて見たが、、、、、、、

子供のころ覚えたものはすぐに覚えいつまでも、引き出しは錆びないでいる。

それに比べると何度唱えても、般若心経は覚えきれないでいる自分にやっきり(静岡弁)している。

つくづくと脳みその劣化思い知らされる昨今である。

ところで、上の歌であるが、春菜とは蕗の薹のことだと聞かされ、そのときは納得した。

雪深いふるさとでは、春の雪解けを待って小川のほとりなどから、みずみずしい蕗の薹が顔を出し、それを摘んできてお湯をかけ、細かく刻んで味噌和えにし、そのほろ苦い味を味わうのが春一番のご馳走であった。

だから、もうそろそろあの辺に出ているので採りに行こうと思った矢先、雪が降り積もって、蕗の薹を隠してしまう、歌の内容はいまでもありそうな光景として捉えられていた。

しかるに、ほとんど雪を見たことの無い静岡では、冬でも蕗の葉が枯れないで残っており、まったく風情がない。

あの香りとみずみずしくふっくらとした苞がなつかしい。

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