鏡開き
仏壇に供えておいたお鏡をを降ろして食べることにした。
例年のように、硬くなってしまったお鏡は包丁が立たないので、そのまま石油ストーブの上に枠を置いて離れたところじっくりと熱をかければ、狐色に焼け中身をやわらかくなり、硬い皮も香ばしく焼けておいしく食べることが出来た。
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テレビは今日が成人の日だと、あちこちで取り上げていたが奇抜な衣装は別として、比較的平穏な成人式だったようだ。
ただ、各局のインタビューでは、成人した若者が比較的模範解答が多く、好感度が高いような気がしたが、反面、いまどきの若者は上手に裏表を使い分けているのかなって気がしないでもない。
最近の若者は、上から言われなければやらないとか、上昇志向がないとか消極的な言葉で語られていただけに、「社会に貢献したい」と言う言葉が何度も聞かれてたのも不思議だった。
五十五年も前の話しになるが、自分らのときも景気が悪く、高卒くらいで就職する人たちは、かなり臨時工をしなければ就職できなかった時代であったが、社会に貢献しようなんて人は周りにいなかった。
ただ、自分の力で食べられるようになりたい。一心だった。
で、なければ親や周りから白い目で見られる、、、、、もちろん、細い親のすねをかじるニートなんて言葉もなかった。
あのとき、インタビューを受けていたら、なんと答えただろう。
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