月さま雨が
「月様 雨が」「うむ 春雨じゃ濡れてまいろう」我われ世代なら誰でも知っているこの名文句も現代娘の孫には通じなかった。
「雨が降れば月なんて出ないじゃない」っていう。
月さまとその月とは違うっていっても、明治維新は新撰組土方フアンにとっては興味のないこと。
昨日今日とかすかながら小粒の雨が降っていて、傘を持って散歩に出たものの、広げるほどの降りではなかった。
多分、月形半平太もこんな雨であったのだろう。
そんな雨でも、椿の花には堪えたらしく通りすがりに、ボタッと言う感じ赤いじゅうたんでも敷いたような落花の中に埋没していった。
そのさまを見て、”春眠暁を覚えず、、、、、花落ちることを知る多少”てな句を思い出し、これをもじって”二度寝暁を覚えず、、、、ただ朝から不調を知る多少”
歳をとると、最近の機械には対応できなくて、過去にすがりつき、なにかにつけて古い昔を思い出に埋もれることを好む。
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今日は東北の地震から五年目の当たる。
当時、テレビの画面を見ながらこれがテレビの中だけの出来事ならよいのだけど、と思い、何も出来ないことをもどかしく思ったものだった。
そして、そのときのそれぞれの被災者がどんな状況だったのかを聞くと涙もろくなった昨今、連れ合いに顔を見せないようにそっぽを向けている。
それにしても昨日滋賀県であった、敦賀原発の判決は、久しぶりに聞く耳に心地よい判決であった。
原発再稼動に前のめりの政府や電力会社は反発しているようだが、原発事故の解明もないままに、闇雲に再稼動を進めることが本当に国益にかなうことではないはずである。
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