山桜登山する
春を象徴する陽気のようで、これもまた乙である。
今年は、染井吉野がぐずぐずと手間取っている間に、山桜はどんどんと山を駆け上り、300mほどの山の頂にまで達っしてしまっている。
古来桜と言えば山桜を言ったものだが明治になって染井吉野に変わられてしまい、新聞などの開花情報は染井吉野のみ、、、、
子供のころから慣れ親しんだ百人一首にはいくつかの桜を読み込んだ歌があるが、その中で一番すきなのが、”もろともに哀れと思へ山桜 花よりほかに知るひともなし”という歌である。
山の奥に行って、突然目の前に淡いピンクの花を見たときに、「誰も見てくれる人もいないのにお前さんはどうしてそんなに妖しくも綺麗なの?」ってつい言いたくなってしまう。
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