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2016年4月30日 (土)

富士山美保子さん

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「天気もいいからどっかへ行ってこようよ」「うん、そんでも、連休中だし人ごみの多いところはいやだしな」
ってんで考えた結果、

裾に雲を巻きつかせてはいるがはっきり見えるので富士山の近辺にでも行ってくるか、ということになった。

ところが、富士市まで来てみると、裾に巻きついた雲が邪魔をして、裾から上は全然見えない。

仕方ないので広見公園のバラでも咲いていないかとバイパスを降りてみると、今度は駐車場の入り口を間違えて通り過ぎてしまった。

この先にも駐車場があったはずと、少し東側に行って駐車場に入れると、「富士山かぐやひめミュージアム」専用の駐車場と書いてあった。

しかし、ここからでもバラ園のほうに行けるから、といって歩き始め、「この建物でトイレを借りよう」と立ち寄ったのが、指定のかぐや姫ミュージアムの裏側であった。

入る前の歩道脇に植えられている竹が、まだ新しい土で覆われていたため、入ってすぐの受付に「いつごろ出来た建物?」って聞いたら、「昨日です」といわれびっくり。

出来てすぐのわりに入館者も少なく、ゆっくりとなかを見て回ったが、そんなにびっくりするほどのものはなく、少々がっかり、それでもせっかくだからと一番奥の展示室に入ると身の丈1mほどの大きな日本人形がガラスケースに入って飾ってあった。

「あれまあ、これはうわさに聞いた富士山美保子(ふじさんみほこ)さんか、、、」先日、アメリカから里帰りをして県東部のあちこちで公開しているとは聞いていたが、富士市の展示に合わせて、このミュージアムを開館したのか、、、、

それで、展示品が急ごしらえの気味があったのか、だけど、その割には、何の宣伝も聞かなかった。

Img_3021青い目の人形、名前はメリーさん

富士山美保子は5月8日までの展示だそうだが、その脇にあったアメリカから交換として贈られたという「青い目の人形」は小ぶりの上に少しみすぼらしく見えたが、戦争中に捨てられる運命の中を潜り抜けてきた貴重なものだとして見ると、なんだか神々しく見えてくるから不思議であった。

とにかく、今日この人形に出会えたのは、偶然がいくつも重なった挙句のことであり、富士山美保子とは何か縁があったのだろう。

余計な事ながら、自分の従姉に美保子というものがおり、富士山美保子がアメリカに渡った年の生まれであるが、こんなに美人ではない。

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2016年4月29日 (金)

むかしをいまになすもよしかな

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しずやしず 賎のおだまき繰り返し 

     むかしをいまになすすもよしかな

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そのむかし、囚われの身となった静御前が、頼朝の前で愛人だった義経をしのんで歌った歌だという。

一見分かりやすいようで難しい。

自分なりの解釈では、静御前の名前を繰り返し呼びながら去っていった義経、、、ということになるのだろうが。

鎌倉武士にしては、女々しい振る舞いにみえるし、”賎”という字は、卑しいという意味があるので、賎の苧環とはどういう意味なのかわからない。

そういえば、静岡の元になった言葉は、市の中心部から見て北西にある賎機山からきているそうだが、この名前になった由来は田舎の機織り機という意味に取れるが、、、、、、、ぜんぜん分からないでいる。

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ともあれ、庭にオダマキの花が折からの雨に打たれながら咲いていた。

今日は朝から変な天気で、入道雲が見える青空が広がったかと思うと、急に曇ったり、果てにはわずかな時間ながら雨が降ってきた。

オダマキの花。よく見ると五弁の花びらを持つ花であるが、一枚一枚の花びらが後ろがとがってまるまった筒状になっている。

その形が、子供のころおばあさんが機織り機の脇に置いた苧環に似ていることから付けられたそうだ。

あのころは、夏場は家の二階で蚕を飼い、冬になってからつむいだ糸を二階中にはまわし、腰の曲がったおばあさんがトントンカラリと布を織っていた。

それが、出来上がったのを見たことがなかったし、どこへ売ったのかもみたことがない。

蚕が桑の葉を食べる音、機を織る音は今でも耳のどこかに残っている。

           むかしをいまになすもよしかな

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2016年4月27日 (水)

池に写しこんで

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磐田市見付に天満宮とその後ろに一帯につつじ公園公園というのがある。

そこに、小さな池があった。

初孫の入学祈念にこの天満宮にこのお宮に行ったのは10年位前になるか、、、、そのときは確か正月だったと思うので、このつつじ公園のほうには行っていなかったと思う。

つつじは今が満開なのだが、今年は遅霜にやられたのか一部で早咲きらしい花が茶色く変色して枯れていた。

そうして中、一番奥まったところにあるこの小さな池がきれいだった。

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日本語に色を表現する言葉の数がどれだけあるか知らないが、この辺りの風景はまさに、萌黄色という言葉がぴったりで、若葉の色を池に写しこんで幽玄の世界を作り出している。

そして、点景としてあやめの仲間で一番早く咲くイチハツの紺色を配しているのが心憎く感じたのは、こちらの気分と相まってのことだけだったろうか、、、、、、。

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2016年4月26日 (火)

野老(トコロ)

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トコロの枯れた実の鞘がわずかな風に揺れていた。

子供のころこの実を採ってきて花の頭にくっつけて遊んだものだった。

遊び道具などない時代なんでも手作りし、なんでも利用して退屈することもなかった時代があった。

トコロは漢字で書くと”野老”と書くは根っこが細いひげを持った根が老人を想像させるとして付けられたそうだが、葉の形などは山芋によく似ている蔓植物である。

そのため、別名を偽山芋といい、よく知らない人は根っこを掘ってがっかりするそうだ。

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東京オリンピックのエンブレムがようやく決まった。

自分もこの図柄が今までの多色図柄が多かったなかで、二番煎じの図柄よりよいと思っていたので、、、、、、

ただ、この図柄が委員会で圧倒的多数で決まるとは想像していなかったので、こちらのほうがびっくりした。

そして、一般から四案に対して評価を募集していたのだが、そちらの方からの意見はどうだったのかということに関しての発表がなかったのは、開かれた選考とは言いながらそうではなかったことを意味しているような気がする。

今回のデザインはやはり専門家からの応募であり、まったくの素人からは難しいことを証明したことになる。

面白かったのは、当選者の苗字が”野老”という珍しいものであったこと、由緒ある苗字なのかも知れないが、どんな理由からこういう姓を名乗るようになったのか、ひねくれ爺さんの興味は、そちらのほうにむかってしまった。

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2016年4月25日 (月)

熊野の長藤

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Img_2967磐田市の西側、鎌倉時代、東海道の渡しがあった場所といわれる池田地区に行興寺というお寺があり、そこに熊野(ゆうや)の長藤がある。

お寺の境内に1600平方メートルの藤棚がつくられており、一面の藤が今満開を迎えている。

藤の花の長さは1mに満たないが、その数の多さから境内に入ると香水に似た香りがそこはかとなく漂っている。

ただ、人間の鼻のおろかさというべきか、次第にその香りに対して鈍くなり、出てくるころには感じなくなっているのが残念である。

熊野と書いて、ゆうやと読ませるのは平安末期この地に熊野御前と呼ばれる美人がいたそうな。

この熊野御前が藤の花を愛したことから、彼女が開いたお寺に植えたという縁起から藤の花の寺のなったそうで、平清盛の三男宗盛とのロマンス(?)が謡曲の中に歌いこまれているそうな。

謡曲のことは、ぜんぜん分からないが、ふるさと飛騨の神岡にも藤の蔓で作った藤橋というものがあって、これも謡曲の中に歌われていると聞いたことがある。

そんなの関係ないか。

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2016年4月24日 (日)

強い風

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トベラの花が強い風に揺れていた。

白い五弁の花びらを持つ小さな花を密集させて咲いていた。

海岸端に咲く花だけあって、強い風をものともせずに、、、

名前の語源は木を折ると強い臭いがするため魔よけとして玄関の扉に挿したことから扉の木が縮まってトベラになったという説があるそうな

あいにくと強い風に吹き飛ばされてか、その臭いを嗅ぐことがなかったのは幸いとしておこう。

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今日も今日とて暇をもてあましそうだったので、近所に何かないかと探してみたら、用宗でシラス祭りをやっていると聞いた。

用宗なら我が家から二~三十分ほどの距離だしと出かけてみたが、港の周りの駐車場はすでに満杯、岸壁は人人人であふれかえっていた。その様子を自動車から見ていただけで、生来の人ごみ嫌いが出てきて、ほかへ行こうということになった。

これから、他へといってもとっさに思いつかなかったので、富士市のシラス街道はってことになったがこれもかなり遠い。

まあ行けるところまでと思い直して、東に向かったが、途中の油比港も桜海老であふれかえっていたし、シラス街道についてからも漁港の食堂はじめ、店の外まで人が入りきれないでいる。

仕様がないので、人のいない食堂に入ってみたら、、、、、これがまた不味い店だった。

こんなとき空いているのは、、、、やっぱりな  

暇人はこんなとき動かないに限る。

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2016年4月23日 (土)

たけのこ掘り

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山の畑で草むしりをし、トマトの苗を植えていたら「これから、たけのこ掘りに行かざあ」と言ってきた。

「おもしろそう」といって、近くのたけのこ山について行く。

静岡では、孟宗竹の季節はすでに終わっているようで、あちこちに背丈を越すたけのこがすくすくと育っている中、適当なのを見つけて掘りまくる。

一昨日まで、今年最後の甘夏を採り、今日はたけのこ掘り、いい年寄りが三~四人遊びまくっている。

先日も「自分の今が幸せだという人は呆けにくい」という記事があったが、こんなにして、遊びまわっているうちは大丈夫、、、、、、、、、、

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先日、十一日に昨年買った軽自動車がリコールされたので、販売店に行ってきた。

連れ合いは、「いままで買ったどの自動車もリコールなんてなかったのに、、」というので、「リコールされるうちが花よ、三菱自動車みたいにリコール隠しされるよりずっといいんだ」なんていっていたら、三菱自動車の軽が燃費データーの偽装をしていたことが一昨日発覚した。

それも、内部告発など自社内で見つかったのではなく、相手先ブランドの日産から指摘されて始めて表面化したが、自社内では前からわかっていたことのようだ。

リコール隠しや偽装など、発覚すれば致命的なダメージになることは、昨年、ドイツのVWが二兆円もの赤字を計上し、さらに今後の信用もなくしていることから後遺症は大変だということぐらい見てわかるはずなのに、、、、

三井 三菱 住友といえば、戦前からの三大財閥であるが、どうも三菱という会社の体質にあるような気がしてならない。

自分は三井という名前がつく会社の一番下っ端だったことがあり、労働組合の会合などでほかの会社の組合員と話をする機会が何度もあったが、その中で言われたことは、三菱という名がつく会社は、「官僚よりも官僚的」という言葉であった。

「ビールはキリン以外飲まない」は愛嬌としても、会社の上の人がお客さんより偉いということの典型がリコール隠しにつながっているといって過言ではない。

とにかく、いままで何台も自動車を買い換えてきたが三菱だけは買った事がないのは、こんな評判からだった。

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2016年4月22日 (金)

塵をはらって

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ハナミヅキの花。縁取りを赤く染めて咲くさまはいかにもバタ臭い。

それもそのはず、大正四年にワシントンDCへ桜を送った返礼として、アメリカから贈られた木である。

アメリカでは贈られた桜がまとめて植えられているため、毎年のように新聞に載るが、日本に送られてきたハナミズキは分散化しているようで、あちこちで見られるものの、新聞に載ることはない。

日本には近縁種として水木科の山法師があり、白い花の場合よく似ていて区別がつきにくいためもあるのであろうか。

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今日は雨上がりの青空、塵を払った空はどこまでも青い。

そして、その青空にあわせるかのように気温がぐんぐんと上がり、28度にもなったそうだ。

あかげで、裏の畑に行って草むしりをする、少しこなかっただけでぼうぼうと、、、

少ししただけで汗びっしょりとなるが、気持ちよし。

今日の収穫は、アスパラを5本と大根の抜き菜を少々、、、

世の中の喧騒さを外においてのんびりとする。

こんなとき浮かぶのは、”田園まさにあれんとす”の句

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2016年4月21日 (木)

わからない わからない

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君子蘭の真っ赤な花が太陽の光を受けて燃えるように咲いていた。

ここしばらく留守にしていた間に、散ってしまったかと思っていたが、主人が帰るのを待ってがんばっていたようだ。

なんだかんだと言いながら一週間の休みになった。

原因は、パソコンがいきなりダウンしたのでその修復のためと例年通り長野へ行ってジャガイモの種を植えに行っていたことが原因である。

しかし、それに輪をかけたのが、疲れが出たためかやる気が出なかったことにある。

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休んでいる間一番の事件は熊本を中心にした一連の地震であろう。

これまで、諏訪湖から天竜川沿いにくだり紀州、四国を縦断している日本で一番大きい中央構造線といわれた断層は、九州に入ったところで終わっていると習ったものだったが、その延長は九州も横断していることが明らかになった。

なぜ、今までそれを知らなかったのだろう?。

どうも、今回の震源地の下に断層があることを地元の人でさえあまり知られていなかったようだ。

このほかにも、なぜ、最近建てられた建物が崩壊したのか、阪神淡路大震災の折には火の手があちこちから上がったのに、熊本は少なかったのかなどなど、、

とにかく日本には網の目のように活断層が張り巡らされている。

我が家の近辺でも、新潟県糸魚川から発している糸魚川~静岡構造線、別名をフオッサマグナといわれる大断層が通っているのだが、北側にある竜爪山東側に露頭らしきものが見られる以外、どこを通っているのかがわからない。

出来た年代は中央構造線を、諏訪湖で断ち切っているので、この断層より新しいようだが、地震はどちらが先に起きるかわからない。

「わからない わからない」は地震の常であるが、津波の心配で海岸に力を注いでいると、直下型で下から突き上げてくる。

なんだか人間の能力を確かめているのか、あざ笑っているのか、、、、、

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2016年4月13日 (水)

行く春を惜しむ

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花散らしの風に誘われて、桜の花びらが我もわれもと舞い散っていく。

土手下に花びらの絨毯と、花いかだをを作りながら行く春を惜しむ。

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それにしても腹が立つ。

前々からうわさにはなっていたがパナマから漏れた、税金逃れや、隠し財産の管理会社のリスト。

国を動かす税金は貧乏人が支払い、大企業や金持ちは節税と称して海外の税金が少ない会社に溜め込んでいる。

日本人の巨額資産はいまのところでていないようだが、日本でもうけた金を海外に移しているのは、、、、、アベノミクスで金融緩和をしても景気が回復する兆しが全然ないことが証明しているのではないだろうか。

経済ど素人の弁なので、、、、、、、

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2016年4月12日 (火)

こちらがツタバウンラン

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この花の名はツタバウンランという。漢字で書くと蔦葉海蘭となる。

昨日のマツバウンランが直立しているのに対して、この草は名前にもあるように、細い蔦で地面を葉って伸びていく。

花の形から○○ウンランと名づけられているが、海岸べりに咲くウンラン、(海蘭)に似た花ということで付けられたもので、受け唇のような形はゴマノハグサの仲間であり、蘭とは関係が無い草である。

花の大きさは8mmほどもあり、松葉海蘭より一回り大きい。

この草が、いつのころからか我が家の庭に入り込んで紫色の花を咲かせるようになったのかおぼえていない。

植えた覚えが無い以上雑草であり、松葉海蘭同様帰化植物である。

当然、繁殖力は旺盛で、広範囲に広がるので手で掴みあげると、50センチ以上は蔦がはっている。

今日も、この草の花を写したあと、、、、、

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2016年4月11日 (月)

日本に溶け込む

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この花、マツバウンランと言う。

ひょろひょろっとした細い茎のうえに小さなコバルト色の花をいくつも開花させている。

もともとは、日本にない花であって、自分も最近になって目にするようになった花である。

昨年までは、蜜柑畑の下草のように広い面積をこの色で染め、風が吹くたびあちこちと花をなびかせていたが、今年はあまり見ないような気がする。

外来種だから繁殖力が強いのかと思っていたが、今年の状況を見るとそうでもないようで、今の調子で行くと日本の花としてなじみになるのではないかと思っている。.

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最近日本に観光客として入ってくる外国人が二千万人にちかくなっているという。

そのため、たまに観光地の旅館に泊まると外人だらけといった宿もあり、先日、同級会で行った高山の宿のすぐ裏手にあるお寺にも日本人がいないのに欧米系の外人が何組も散策していた。

案内の立て札には、英語中国語などで説明していたが、「どこまで片田舎の歴史が分かっているのかなぁ」と思ってしまったが、後で聞くとかなり知識を持っていた。

そんな中で、定住している人もかなり増えたようで、なかには、日本人以上に日本的ななんて人もいるそうで、いまに、日本のことを外人から聞くなんて光景もあるのではないかという。。

そうなってくるといつまでも、「日本人でなくては」という古い伝統をもつお家芸も意識改革しなければならない時代がそこまで来ているようだ。

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2016年4月10日 (日)

山吹色は

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安倍川筋の道の両側に山吹の花が目立ってきた。

園芸種と違って、一重の花びらの明るい黄色は遠くからでもよく目立つ。

幹の中にコルク上の白い芯を持つ山吹は、木とはいえ大きく育つこともなくせいぜいが2mに満たない低木である。

葉っぱや花の重みで、山際から垂れ下がり、すこしの風にもゆらゆらと揺れているさまは艶やかな上臈衆のようである。

花言葉のひとつに金運と言うのがあるようだが、昔は小判を山吹色と言ったぐらいであり、越後屋が悪代官にもっていく賂はを”山吹の菓子折り”といったそうだ。

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最近になって、東京地検特捜部が甘利元大臣の収賄問題に重い腰を上げ始めたとの報道があった。

東京地検特捜部といえば、むかしは、エリート検事が集まった鬼より怖い存在であり、田中角栄もと総理大臣や政界のドンといわれた大物政治家にも臆せず立ち向かってきたものだが、厚生省の事件を契機にすっかり影を潜めてしまった。

今回も、なんだかへっぴり腰で、どう幕引きをしようかと苦心している様子が垣間見えてしまう。

多分、元大臣には傷をつかせず、秘書を人身御供にしてチョンチョンなんだろうな、、、、

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2016年4月 9日 (土)

しずこころなく

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わさび田に立つ桜も散り初め

Img_2867日本人の桜好きはいつのころからなのだろうか。

万葉のころは、桜より梅の花のほうが愛されていたと言う話しは聞いている。

と、なると、平安時代になってからと思うが、桜に関する歌は百人一首の中にもたくさんある。

その中でも、今の時期は”久方の 光のどけき 春の日に しず心なく花のちるらむ”が、最も当てはまる。

今日は、安倍川中部の玉川地区にすむ、友人にお茶を5kgほど分けてもらうために行ってきたが、山のかなり高いところまで桜は登り、安部街道沿いの桜は満開をすこし過ぎて、そよ風にも花びらを散らし始めていた。

花の散り方時おりはらはらと舞い散る状況なので、写真にするのは難しいと思っていた矢先、蜘蛛の巣に舞い落ちた花びらがついているのを見つけた。

蜘蛛にとっては、糸に絡まる花びらは迷惑千万なのだろうが、どうもはずすまでの知恵を持っていないと見えて、巣の中央でじっと動かないでいた。

この調子で今日一日放っておけば、いまに花びらだらけになって、、、、、、、、

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盗作騒ぎで立ち消えになった東京オリンピックのエンブレム候補がようやく四案に絞られ採集審査に入ることになったそうだ。

今回は、いろいろと絞られる過程の中で類似したものが無いか、慎重に調べられたことと思うが、どの作品も甲乙付けがたいものばかりである。

自分としては、華やかさはないが日本古来の模様をかたどった市松模様のものがよいのではないかと思う。

なぜなら、これまでのエンブレムは、五色の色使いのものがあまりにも多すぎるので、独自色を出すとすればこれであろう。と思ったから。

ただ、なんだかんだとけちのついている今回のオリンピックは、もともとが日本人に歓迎色がなかったことから、二度落選してきただけに期待はしていなかった。

そして、それに輪をかけてたのが、最近発覚したバトミントンの代表候補が闇カジノに出入りしてかなりの金額を使ったことにある。

ネットを検索して見ると、同情する声が多いが、闇カジノが暴力団と結びついた文字通り闇の博打だということを知らないためのように見える。

なぜこんなところに出入りするようになったのだろうか。

一瞬にしていままでの苦労を無にするこの行動、周りに止める人がいなかったこともあろうが、結局は、野球賭博や大相撲の八百長仕合のように、スポーツ選手にはそのことだけに専念するあまり、社会常識に欠けたバカが多すぎるためではなかろうかと、あえて言おう。

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2016年4月 7日 (木)

雨に耐えて

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予想された激しい雨風は、そんなにひどいこともなしに降りすぎたようだが、街中に出ていないので、昨日だったかにやっとでた桜の”満開”にどんなな影響があったのだろうか。

雨と風はたいしたこともなかったが、気温は十二度にしかならず昨日に比べると十度ほども下がっていたことになり、なんだか肌寒ささえ感じてしまう。

しかし、これ以上下がることもないだろうし、来週はじめには自動車のリコールが出されているため、自分勝手につけたサイズの違うスタッドレスタイヤを正規のラジアルタイヤに交換した。

外はでは雨に濡れた椿の花が、雄しべ雌しべを守ろうとするかのように花を下向きにして耐えている。

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2016年4月 6日 (水)

色めきたつ

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三寒四温とは言えあまりの暑さにびっくりしてしまった。

麻機周りの柳も急に色めきたって、新緑の美しさは花よりも綺麗に感じてしまった。

柳につばめは あなたにわたし 

胸の振り子が鳴る鳴る あさから今日も

、、、、、、

なんて歌が鼻からついてくる、、、つまるところ鼻歌なんだけど、、、、、。

こんな景色を見、この木の下にいたる回廊(左端)をあるけば、世の悩みは吹っ飛んでしまう、、、、、

春風吹いておじいさんは今日も太平楽。

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最近若い店員を中心に、また耳障りな言葉が流行しているようで、おじいさんは怒っている。

流行語だから二~三年すれば、ひとっころのルーズソックスみたいに消えていくものなのだが、その我慢が出来ない。

先日もスパゲッティーの旨い店だと連れられていった店で、これとこれと言って注文すると、復唱したあと「○○、△△、以上でよろしかったでしょうか」ときた。

そして、注文した料理を持ってきたときに「これが○○になります」という。

例のごとく、店の経営者がそういわせているのだろうが、こういう言い方の発祥はどこなんだろう。

まさか日本語覚えたての外人じゃないだろうと思うのだけど、、、、どんな人がこんな言葉を言わせているのかね?って、聞きたくなる。

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2016年4月 5日 (火)

蓮華畑の決闘

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右があとから入ってきた雉

静岡の桜がようやく満開したそうだ。

最近は晴れの日が少ない上、一日の中でも天候がめぐるましく変わっていく中で例年より二日遅いだけと言うが、「やっとそれっぽっち・本当かいな」と言う気がしてならない。

そんな中、今日も雨の晴れ間をぬって麻機田んぼの周りを散歩していると、雉の決闘を見ることが出来た。

蓮華が綺麗に咲いた田んぼの中で二羽の雉がにらみ合っていて、自分が近づくのも眼中にないような感じで相手に集中している。

どうも、この田んぼのあたりを縄張りにして雌を迎え入れようとしていたときに、もう一羽の雄が入り込んできた様子だ。

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逆さ落しを一撃 二撃

お互い相手を見据えていたが、機が熟したようで飛び上がりざま逆さ落としのように相手に飛び掛ること二度三度、、、、、

意外なことに攻撃的だったほうが、退場していった。

どの程度の戦い、ダメージがあったのか自分の目では分からないが、後からの侵入者が蓮華畑から引き上げて行った。

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立ち去る相手を見守っているが、戦いに勝った感慨はないもよう

それでも悔しかったのか、人間で言えば肩をそびやかすように悠々とした態度で、道路を引き上げていく、、、それを見守る勝ったほうの雉は蓮華のかげから相手の行く末を見定めるようにじっと動かないでいた。

傍観者のこちとらは、これ以上邪魔をしては悪いと思い、もと来た道をそっと戻ることにして散歩を続ける。

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aいま日本では、分裂した暴力団が日本全国あちこちで抗争を始めていて、一般市民にとばっちりが及ぶことが心配されている。

形勢がはっきりするまで収まらないことははっきりしているが、どうか、武蔵と小次郎が戦った巌流島のような無人島にでも行って決着をつけることが出来ないのだろうか、、、、、

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2016年4月 4日 (月)

桜桃の花散る

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Img_2773昨夜来の激しい雨は、満開だった桜桃の花を叩き落してしまった。

その木の根方には、濡れ落ち葉ならぬ濡れた花びらが元の木を見上げて恨めしそうに見上げていた。

しかし、これも世の習い、咲いた花は用が済めば、いつかは散らねばならない。

わが身も同様、、、、、いつの日か。

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2016年4月 3日 (日)

寂しく感じた祭り

a昨年末からの高い気温が災いしてか、今年の桜はなんだかおかしい。

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四月一日から始まっている、静岡浅間神社の祭礼に行ってきたが、今朝方まで降っていた曇り空の下、人出も少なくがらんとした境内は祭りが行われていると言った雰囲気が感じられなかった。

祭り特有の屋台も開店休業といった感じで買い物をしている人も数えるほど、桜も満開と言うには中途半端な咲き方をしていて寂しい感じがしてた。

Img_2794それではと、久しぶりに、ここまで来たのだからと麓山神社に至る100段の石段を登ることにした。

昨年まで、この石段を一気に一分以内に登ることを当たり前にしていたが、どうも今年は余裕のない時間がかかり、おまけに息が上がってしまってその上にある麓山神社には今までにないほどふうふうと言いながらたどり着いた。

前後に何人登り降りしている人もいたので、見栄を張って休まずに尾根道を登っていったが、息が整うまでしばらくかかってしまい、普段なら桜トンネルの雰囲気があるこの道も花の数が少ないように見え寂しく感じるのは自分だけだったのだろうか。

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五体不満足とさわやかな話し口を売り物にして人気をはくし、次の選挙には国会議員にまでなろうとしていた人物が、突然足をすくわれ今後の生活さえあやうくなっているそうだ。

本人によると、5人の女性と関係したそうだが、いくら傍の女性が好きになって口説いたとしても、五体不満足ではそこまでだったろう。

それ以上になるには、相手がベッドまで連れて行くしかないような気がする。

いまの時代はいざ知らず、「据え膳食わぬは男の恥」と言われたころに大人になった身としては、女性に嵌められたと言う気がしないでもない。

ただ、彼のほうでも世間からちやほやされて天狗になっていた面もあったのではなかっただろうか。

20年ほど前のことになるが繁華街で目の不自由な人に公衆電話のある場所を聞かれ、連れて行ってドアを開け中に入れてやったことがあるが、その人は、それが当たり前だったのか、最後まで「ありがとう」の一言が聞こえてくることがなかった。

そのときは、人間ってものはなぁ。と思い、自分も気をつけなければと思ったものだが、、、、、、、

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2016年4月 1日 (金)

雄花ばっかりでは

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ここに咲いている花はすべて雄花である

アケビの花がたわわに咲いている。

子供のころは、十月の初めに実るこの実を探して山に分け入ったものである。

そのため、仲間と連れ立っていくと一人当たりの取り分が少なくなるので、いつも、単独行動で探したものだが、当時の親は子供がそんな行動をとっていても何にも言わなかった。

これは、木の実だけでなく一山越えた川へ岩魚を釣りに行くときも同様であり、先日の同級会でもそんな話が出たが、自分たちの親世代はどういう感覚だったのだろうか、、、、、、。

ともあれ、アケビの花は雌雄別なため、どんなに花が咲いていても写真のように雌花がなければ実を結ぶことが無い。

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Img_2755右端に雌花みっけ

今日四月一日はエイプリルフール。日本名四月馬鹿であり、嘘をついても良い日だという。

しかし、相手を怒らせないような嘘のつき方というのは難しいものである。

と、言って前もってこれは嘘話だけど、なんていうのも味気ない。

ただ、最近、落語なんかでも前もって架空の話だと言うような前置きをしないと通じないこともあるそうで、難しい世の中になってきている。

エイプリールフールで使われる嘘はユーモアが大事だが、相手と自分がある程度の信頼関係を持ち、世間知レベルが同じくらいでないと、”怒り心頭を発し!”てな具合になりかねない。

そのため、エイプリルフールだからと言って、「嘘をついたことが無い」って嘘はどうかな????

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