雨に立ち向かう
その雨も午後になって上がり、日没時には夕焼けがきれいに広がった。
今日も変化の大きい一日となった。
そんななか山法師の花が、雨に向かって敢然とした格好で立ち向かっていたが、花本人が希望したことかどうかは定かではない。
この山法師、街路樹の水木とはよく似た花を咲かせるが、ごく近縁種ということである。
しかし、花の格好は似ていても実は外見からも全然違うもができ、子供のころは夏休み前になると真っ赤な一から二センチほどの実をつけ絶好なおやつであった。
そのとき覚えた名前はイツキであったが、あれは、大人の誰かが水木だと言ったのを間違って伝えたのだろうか。
山法師の名前の由来は、白い布で頭を包んだ僧兵辺りから付けられたものらしい。
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それにしても、情けないなあと思ったのは、昨今の新聞やテレビ局である。
彼らは完全に権力側に対するチエック機能を失ってしまったとしか言いようが無い。
今回の枡添東京都知事の税金無駄遣いや政治資金不実記載に対して週刊誌報道したのを見て、ようやく追求を始めた。
甘利元大臣の追及はどうなったのか、選挙法や政治資金規正法の矛盾など、総務省の免許剥奪と言う脅しに屈服し、権力に対して都合の悪い報道を自主規制している見るしかない。
同じようなことだが、北朝鮮の党大会もほかのテレビ局と歩調を合わせてしか動けないと言うへっぴり腰を見せ付けている。
報道の中で、北朝鮮に入った報道陣は、13カ国108人といっていたが、1クルー5人と見ても日本のテレビ局五社と新聞社で大半を占めたことになり、他の国からはほとんど行っていないことになる。
そんな国の報道にどうして行かなければならないのか。
どこの放送局も横並びに同じ報道を同じ目線でしかしないのであればこんなにテレビや新聞社はいらない。
以前なら、他の新聞社を出し抜いてあっと言わせる記事をめざし、切磋琢磨したものだが、いまでは、芸能誌がだれそれと誰が一緒になったとか、離婚したと言うゴシップでしか見られなくなってしまった。
ああ 情けないこっちゃ
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コメント
yasuさま
いまのお坊ちゃん内閣の向こう見ずの怖さが分からない人が多すぎます。
せっかくの選挙制度ですが、やはり、民意が反映される中選挙区に戻さないといけないんじゃないでしょうか。
気がついたときには、戦前の日本に戻っているとおもいますよ。
投稿: オラケタル | 2016年5月12日 (木) 16時59分
報道の自由が政権の度重なる干渉で、かなり自粛していますね。こんなことでは言論の自由まで束縛され、戦前の日本に戻ってしまうんではないかと懸念してしまいますよ~。
投稿: yasu | 2016年5月11日 (水) 22時51分