屋根より高い鯉のぼり
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こんな童謡のような景色は、家の周りでは見かけなくなり、最近では、川の上にワイヤーで吊り下げられた目刺しののような鯉のぼりばかりになってしまった。
原因はいろいろあるのだろうけれど、一番の要素は子供の数が減ってきたことにあり、今日のテレビでは50年前に比べると、子供の数が半減していると言っていた。
五十年まえといえば、自分たちの子供世代の年であり、そのころでも子供二人程度が標準で少子化していたはずである。
それが半減したとなると一人子ばかり、、、、いや、結婚しない人がたくさんいることになるらしい。
いま、街中を歩いてみても、子供が屋外で遊んでいる風景は姿はまれになった。
その子供たちに「声がうるさいから保育園は作らないで」という大人、その一方で「大人は不審者だから返事をしないで」と教え込んでいる。
今の年金制度から言えば、子供が大人たちを支えることになっているのだが、この調子で行くと近い将来、年金や健康保険は年寄りに食い尽くされて崩壊しかねない。
今日も年寄りが山の畑に集まって長談義。「おれらの子供たちのころは、保育園には入ることができない子はいなかったような気がするが、、、」「子供の数が減ったのに入れない子が沢山いる、というのはどういうこっちゃ」
「共働きが増えただけではない、、、人口の偏りらしいよ」「水は低きに流れると言うからね」
「年寄りが長生きしすぎるんだよ」「むかし、サンガー婦人と言う人がいて、産児制限を提唱した、俺たちのころは五人兄弟が普通で、、、まんだ一人もかけていないんよ」
とどまるところを知らない。
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コメント
岡崎在住さま
本当に日本の将来はヤバイですよね。
「保育園落ちた 日本死ね!」と言うブログを本当に女性が書いたのかね?と、国会で野次を飛ばして質問を妨害していた平沢勝栄代議士がいっていたが、警察官僚から代議士になった先生たちには分からなかったみたい。
それにしても、インドのカースト制度は無くならないものでしょうか。
よその国ごとながら、じれったい思いです。
投稿: オラケタル | 2016年5月 7日 (土) 15時47分
オリがインドに居る時、専属ドライバー(下位カースト)の家に招待されて遊びに行ったことがあるんやが、奥さんはインド軍人施設のメイドさん(同下位カースト)で、インドやで子供がギョーサンおるかなと思ったんやけど二人やった。二人とも英語の読み書きしておったな。インドも子供に金がかかるので少子化傾向ということやさ。そういえばオリのメイドさんから「娘がイギリスに留学するので金を貸してくれ」と頼まれたことがあったな。子供にはホントに金が掛かるという事やね。そうそう、日本では奨学金制度が問題になっとるし、何とかしんと日本はやばいで。
投稿: 岡崎在住 | 2016年5月 7日 (土) 08時10分
YASUさま
戦後、生活が貧しかったけれど、働けばこの先もっとよくなるという希望が満ちていたのだけれど、現在は将来がもっと悪くなる。と言う予想しか出来ない時代になってしまいました。
世界を見てもほんの一握りの人に富が集まりその他大勢はその人たちに奉仕して言うように見えます。
こんな社会が、よいはずが無いと分かっていても、大きなうねりにならないことが残念です。
投稿: オラケタル | 2016年5月 6日 (金) 21時49分
今や65歳以上の年寄りが人口の1/3を占める時代となり、年金問題も窮屈な時代になりましたね。
これの原因は非正規社員制度を作り出したのが裏目に回っていますね。厚生年金の加入は無理だから、国民年金に加入をというわけだが、賃金が安くて支払えない、生活をしていくのがやっとの給与形態では、結婚さえ出来ず自分一人で頑張っていくしかない、したがって子供の数もどんどん現象の一歩をたどるしかない、寂しい現状ですね。
正規雇用社員制度を拡充していかないと、将来の社会制度が行き詰まってしまわないかと危惧するところです。
投稿: yasu | 2016年5月 5日 (木) 23時45分