ビー玉考
浅い水溜りに打ち付ける豪雨は、水の爆発のよう
朝方から次第に激しくなた雨も、九時にはようやく峠を越し、雨が上がった。
このときになって裏の川を見に行くと、近所の人が来て「いま、中部南に大雨警報が出たと同報無線は言っていたけんど、これからまんだ降るのかね?」と、聞かれた。
天気予報では、九時ころ揚がるって言っていたから、これで今日はおしまいじゃないのって答えておいた。
そのあと、雨も降らず昼すこし前には一転青空が広がって蒸し暑くなってきたころ、テレビのテロップに「大雨警報は解除されました」とでていた。
自分の住んでいるところは、天気区分では”中部南”となっているが、この警報はなんだったんだろうか、大雨が降っているときに何にも言わず、止んでから警報を出し、青空が広がってからやっと解除。
お役所仕事のきわまり、なんだかアホらしくなってきた。
それにしても、平均してしまえば例年と変わりない天気かもしれないが、九州地方の映像を見ていると、地震の傷もいえないところに洪水や地すべりと来ては傷口に塩を塗るのたとえを見ているようで、痛々しい思いがする。
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庭の草むらの中に真っ赤にさびたジャックナイフならぬ、一個のビー玉が埋もれていたので掘り起こしてみた。
孫たちが幼いころいくつも集めていたのでそのときの名残りであろうが、自分も小学校のころこれで遊んだ記憶がある。
広場に線を引いて、その位置からそれぞれ適当なところにビー玉を投げ、その位置から交互に相手のビー玉を狙って投げ、当たれば取り上げると言う仕組みでゲームだったが、そのとき玉と玉が当たったとき発する音からカッチン玉と言っていた。
このゲームは、玉を投げる技量ももちろんのことながら、どこに転がすかも腕の見せ所であり、カーリングのような知恵も必要だった。
そして、最後に残った者の勝ちというもので、勝てば、ポケットをジャラジャラと膨らませていった。
そのころ、ビー玉がなかなか手に入らないので、工場からベアリングを拾ってきて、硬い外側を壊して鉄のボールを取り出すなどしたこともあった。
ところで、ビー玉のいわれとは、江戸時代ガラスのことを”ビードロ”といったが、ガラスでできた玉をビードロ玉といい、それが変化してビー玉になったと言う説がありこちらのほうが本当らしいのだが、、、、、。
このほか、ビー玉のいわれは、A玉 B玉から来ているという説があり、B玉というのは規格外になった玉という話しがある。
じゃ、A玉は何ぞやということになるが、これは、ラムネの栓をしている玉で真球で無いと完全に蓋をすることができないからだとという。
ともあれ、参議院議員の選挙がはじまり、全国で121の議席を争って、385人ほどの人が名乗りを上げ、あちこちでカッチンカッチンとぶつかりあっているが、どれがA玉かB玉か分からない。
枡添前東京都知事のようなせこいB玉を出さないようにするにはどうすればよいものか。
選挙期間中は、候補者のあらを発表すると選挙妨害とかでできないそうで、B玉は外見でしかわからない仕組みになっている。
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