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2016年7月31日 (日)

お手並み拝見

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紅一点といえば、男の中に女性が一人いることでよく知られているが、もともとは中国の詩人王安石の「詠石榴」の中の一節”万緑叢中紅一点”からきており、ざくろの花が緑の葉っぱの中にあることをさしている。

石榴は、子供のころ身近に無かったし果物屋の店頭でも見たことが無かったので、本に載っている話や形からよほど美味い果物と思っていた。

ところが、静岡に来てからはじめて味わってみたところ、ただ酸っぱいだけの果物で、種ばかり、、、、食べるところがほとんど無いといってよいくらいの食べ物であることを知った。

なぜこんな果物が地中海近辺の古代都市で好まれたのか、そして、スペイン語では石榴のことをグラナダというののだが、都市の名前に使われるほど愛されているようだ。

これほど愛される果物ならほかにどんなか食べ方があるのだろうか。

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東京都知事選挙で、小池百合子氏の当選確実が早々に決まったようで、開票が始まって15分でテレビは喜びの声を放送していた。

この調子なら、他の有力二候補に随分と差をつけての得票だったに違いない。

しかし、よくこのくそ暑い中、選挙運動に走り回ったものである。皆さんよほどタフな体力を持っていたに違いない。

このタフさを生かして今後も活躍あらんことを祈る。

  (実はかなり昔のことになるが、ふるさとの町会議員選挙の参謀として、候補者  と一緒に走り回ったことがあるが、やっと一週間の選挙期間中だったにもかかわらず、夏の暑さにばててしまって、一刻も早く抜け出したかったことを思い出していた。)

この選挙結果から、一番悔しいのは自民党東京都連会長の石原氏であり、一番ほっとしているのは鳥越俊太郎氏ではないかと推察している。

理由としては、自民党内での立候補のいきさつからであり、鳥越氏は当選すれば少数与党での苦労であり、何度も手術した身体の具合と週刊誌とのバトルが待ち受けているから、、、、。

ともあれ、二代続いた金銭トラブルの不祥事は、これでおしまいになるのだろうか、選挙中に自民党東京都連を批判した手前、これとの決着をどうするのかがこれから面白くなるんもか、骨抜きになるのかお手並み拝見となる。

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2016年7月30日 (土)

希望的認識

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百日紅と書いてサルスベリと読ませるのは、この花木を見た印象が違っていたことによる。

百日紅は夏から秋にかけて長い間花を咲かせると思ったことによるし、サルスベリは、表皮がおちてすべすべとした木の肌を見て、猿も滑って登れないのではないかと思ったことによる。

しかし、花が入れ替わり立替わりして咲いているだけで花そのものはそんなに永く咲いているわけではないし、猿もこの木ぐらいは気にもせず上ってしまう。

いずれも、見た人の希望的認識によるものでしかなかった。

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今日は土用の丑の日とかで、値上がりが激しく庶民の手に届きにくくなったうなぎを食べて精を付ける日である。

この日に、うなぎを食べるというのは、江戸時代に平賀源内が、売り上げの落ちている、うなぎ屋の宣伝のために作ったものだったというのは広く世間に知られている。

たしかに、夏ばてになっている江戸庶民に油気の多い食物を取らせようという魂胆は図に当たった。

しかし、うなぎのほうもこの時期は夏ばてを起こしているので、本当に美味いのは”食欲の秋”に餌を食べて太ったころである。

食べるものが豊富にある現代に至っても、なぜ、日本人は源内の呪縛から逃れられないのだろうか。

そこには、世間の波に押し流される人の希望的認識だけなのかもしれない。

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2016年7月28日 (木)

御歯黒は

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花の名前をオハグロソウという。

漢字で書けば御歯黒草となるが、今の人では御歯黒が何であるかは分からないだろう。

オハグロソウは、上下に分かれて反り返った花弁を唇に見立ててつけたもののようだが、その花びらに小さな模様が入っていて、、、、

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昭和の時代ではすでになくなっていた化粧法であるが、昔の女性は結婚すると髪は丸髷、歯は鉄漿で黒く染め、着物は留袖と決まっていたため、既婚かどうかは一目で分かったものだった。

しかし、御歯黒以外は今でも残っているため理解はできるが、歯を黒く染めた化粧法は今見れば不気味でで仕様が無いかもしれない。

テレビの時代劇でも歯を黒くした女性はでてこないが、白黒映画の時代だから、昭和30年くらいまでの映画には御歯黒の女性を未定多様に思う。

これが、混乱してきたのは、演歌界の女性たちでかなりの歳になっても振袖で歌っている。

中には七十代とおぼしき双子歌手もいて、その顔つきに振袖は、、、、、

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2016年7月27日 (水)

米の花

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そろうた そろたよ 踊り子が そろた 

稲の出穂より よ~ なお そろうた

米の花が咲いていたのでアップしてみた。

イネ科の植物の本家である米の花の咲き出しを出穂というが、将来米が実る籾と比べてもその大きさが分かると思うが、よほど目を凝らして見ないと分からないくらい小さい。

ほかの花のように、花弁がない上咲く時間も1時間ほどと来ては、何か白いほこりがついているくらいにしかみえない。

こんなに短い時間に受粉できるのかと思っていると、自家受粉なので花が開いたときにはすでに受粉しているのがほとんどだと聞くと、何も花を開かせる必要がないじゃないかと思ってしまうが、そこは、天の神様のなすことそつは無いはず。

ともあれ、きっちり受粉してくれれば、豊年満作間違いなし、、、、

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a今日はひさしぶりのお湿りで、地面が潤っているのが分かり、気温も最高で26度とすごしやすい温度となった。

することも無いのでかかりつけの内科医に行って、高血圧の薬をもらってくる。

医者と患者には、一種相性があるようで、連れ合いとは別の医者である。

連れ合いのほうは、割合と几帳面であるが、自分のほうはけっこうずぼらに見えて、一度に出す薬は35日分であるが、飲み忘れがあって40日以上経たないと薬はなくならない。

受付嬢は、「次回の予約をしますか?」と聞くので、毎回「薬がなくなってから来ますんで、、」と答えている。

今日の診療でも、血液検査の結果、すこし肝機能の数値が高いほかすべて範囲の中に納まっており、血圧も131~76mmとくれば、「いうことありませんね」

とにかく、かかりつけ医者として、確保しておくだけのことになるが、これも医療費の無駄遣いになるのだろうか。

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2016年7月26日 (火)

悟りはいまだし

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長野は暑かった。静岡と気温は変わらず三十度越え。

空気が乾燥している分だけ汗は少ないが、太陽の光は刺激的だった。

ジャガイモ掘りは、例年のように重機で掘って、バケットを揺すれば芋が表面に浮かび上がるのを採るだけだが二時間が限界、足元はふらつくし目まいさえしてくる。

シャワーを浴びて、午後の風が出てくるまで待って再び畑に入り、また二時間。

翌日も涼しいうちに畑に入り、合計六時間ほどがんばって軽トラックの荷台をいっぱいにして終了。

結果的には、大豊作だった去年には及ばないが、十分すぎるほどの収穫だった。

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昼になって近くの道の駅で食事をしようと出かけ、食事のあと日陰のベンチに座っていると、真っ赤なワンピースの女性が通りかかった。

そう、年のころなら三十代から四十代の半ばとしか言いようが無い(何しろ男女とわず年齢不詳が多いので)が、この人の着ているものがあまりにも透けて見えるのに驚いた。

赤いワンピース越しに数少ない下着が見えるのである。同じ場所で座っていた御同輩一同、話しも途切れ目で追ってしまい、罰の悪そうな顔を見合わせた。

「海辺でビキニスタイルを見るより刺激的だな」「本人は知らないんだろうか?」などなど。

しかし帰ってきてから聞くとこんな格好は街中でちょいちょい見るそうで、今年の流行のひとつではないかとのこと、、、、たまげたね。

こんな刺激的な格好を見とれていると自動車事故でも起きないか、見ている視線がセクハラだなんていわれないか、、、、、歳はとっても悟りはいまだし。

ふと、1,998年にヒットした「夜霧のハウスマヌカン」の一節を思い出した。

#流行すたりに命をかけた 浅はか女のわたしでも、、、、

このとき、ウインドウズ98が発売になり、販売店に長蛇の列ができたものだった。

そしていま、ポケモンGOが日本でも配信が始まり、先行したアメリカ同様交通事故をはじめとする問題行動が出てきているそうだ。

流行り廃りを敏感に受けとめきれない爺さんは、またしても枠外で傍観しているのだが、、、、。

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2016年7月22日 (金)

純白の花を開かせ

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Img_3872暑いと騒いでいた梅雨明け三日、どうした風の吹きましわしか、急にすごしやすい気温に下がってきた。

あしたから、長野でじゃが芋ほりに行くことにしているので、こんな気候がもう二~三日続いてくれるのを願っている。

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庭にここしばらくほったらかしにしておいた、月下美人がようやく咲いた。

今まで株わけをし、あちこちの配ってきた月下美人だったが、昨年あたりから樹勢に衰えが出てきたようで、昨年もあまり数花がつくこともなくなっていたが、今年はまだ回復が遅いようで、一本の樹に四輪咲いているだけになってしまった。

それでもっさすがに花の女王の言われるだけあった、夕方から、芳香をくゆらせ、日が落ちるのを待って、おもむろに花を開かせ出した。蕾を包む苞は幾分赤いものの、花びらと雄しべは純白であり、花嫁のドレスを思い起こさせる。

花の中央 奥には黄色い花粉をたたえた雄しべがアクセントになっているが、花粉を仲介する虫がいないため、めしべはやっぱり純白のまま。昨年、十月が最後の開花だったので九ヵ月ぶりの花見をゆっくりと味わっている。

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2016年7月21日 (木)

庭先でひっそりと

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庭先でマンリョウに花がひっそりと咲いている。

花の差し渡しは、5mmほどしかない、そのうえ、傘を広げたような葉っぱの下になっているため年末になって実が赤く熟れるまで人目につかない。

長い沈黙のあと、目出度い名前と赤い実で正月飾りの花として、脚光を浴びる。

なんだか苦労した人の人生のようで、、、、、、、

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建設遅れや、治安状況、ジカ熱などいろいろなトラブルが予想されて話題になっているリオデジャネイロオリンピックにもうひとつ大きな話題が飛び込んできた。

前から話題にはなっていたが、ドーピング問題の不祥事で、ロシアの陸上選手が参加できない情勢になってきた。

今までもいくつかの国で、筋肉増強剤など薬物を使い、競技後失格になる選手が出てきたが、ロシアの場合国ぐるみの疑いが出てきた結果による。

この調子では、陸上競技だけとは言い切れない可能性さえある。

ドーピングは旧東ドイツでも使われていたようで、選手のその後を写したテレビ報道を見たが、栄光のあとに身体を壊し、見る影も無いひともいるようだ。

人より高く、早くという目的のため、っつよくなれるのなら、ばりばりとにんにくを齧ってでもという心境になるのは分からないでもないが、個人の希望というより、国の威信で薬物をつかうというにいたっては論外であろう。

スポーツ大会で「われわれはスポーツマン精神に乗っ取って、正々堂々と戦います」なんて選手宣誓をしているが、そんな大会はどこにあると思う昨今である。

オリンピックはお金儲けの種になり、クーベルタン男爵の理想はどこへやら、そして、今熱戦中の高校野球も各地から有望選手を集めたところが立ち上がってくる。

そんななかで、ゴルフ選手の中から出場辞退という人がいたのには驚いた。

オリンピックは、アマチュアの祭典に戻すのが本当だろう。

どこから商業主義がはこびって来たのかは知らないが、国ごとの競争なども廃し、規模も小さくして行うようにはもうできないのだろうか。

こんないびつな大会になったため、閉会式で旗を受け取りたいなどと妄言を吐く輩が出てくるのである。

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2016年7月20日 (水)

花に似合わず

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Img_3855暑い夏が来て夾竹桃の花が咲き出した。

葉っぱが竹に似て、花が桃に似ているところから名づけらそうだ。

花の感じからしてたおやかな花に見えるが、その実、生命力の強い木で広島の原爆で焼かれた次の年には、黒こげの木に花を咲かせたと聞く。

また、その強さからか排気ガスの多い場所での街路樹に使われたり、環境の悪い場所に植えられている。

そして、その強さに倍増して、全木に猛毒があるので絶対に口にすることがないようにと注意を受けている。

「きれいな花には毒がある」というが、その典型かもしれない。そのためか、花言葉は「注意」「用心」などというのがある。

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1,961年というから、自分がまだ二十二歳のころになるが二の方といって、坑内の夜勤から帰ってくると、NHKで「夢で会いましょう}というバラエテイ番組をやっていた。

まだ、テレビが普及したばかりのころであったが、鉱山町にはいち早く行き渡っており、次の日が日曜ということもあってたまの夜更かしで見るのが楽しみであった。

先日もこの放送の再放送を見たが、当時のテレビはいまのように録画技術ができていないためすべて生放送だった立ったとあるが、そのセンスといい、テンポの切り替えなど今でも通用するものがあり、どうして今、こういう番組がないのかと不思議な気持ちになってしまう。

この番組が1,964年になくなると、変わって民放でダバダバダバ イーって音とともに「11PM]がお色気たっぷりに始まり、朝の早い一の方の日は見られなかったが、夜勤の日は毎日見てから寝ることが決まりになった。

ザ ピーナッツの妹、伊藤ユミさんが五月十八日に亡くなり、ついで、永六輔さん、そして、大橋巨泉氏がなくなったと今日放送された。

いずれもテレビ創成期にテレビとはこういうものという方向付けした人たちで、上記の番組で自分たちを楽しませてくれた人々だった。

今年になってこんなにばたばたと世を去っていくと、戦後の昭和、青年期の昭和がしだい次第に遠く霞んでいくようで切ない。

いずれわが身も消えていくのだが、、、、、、

連れ合いに先立たれ、兄姉や同世代の親戚に先立たれて、最後に残った母親が言っていた「見届け人になるとはなぁ~」を思い出した。

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2016年7月19日 (火)

優雅な名前だが

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この虫の名前をアオバハゴロモという。

漢字で書くと”青葉羽衣”まるでひと昔前の宝塚スターの名前のように優雅な名前が付けられている。

この虫は全長で1cmに満たない小さな身体で、全体を淡い緑色に統一し、羽根のふちを反対色の赤い線で縁取り、静かにやわらかい草木にしがみついている。

ただ、その羽根、めったなことでは使わないようで、指で捕まえようとするとツツツッと草木の反対側に移動して逃げるだけ、、、、、

セミの仲間というだけあって、姿かたちは小型のセミだが、啼くことも無く、木の一部になったかのように動かないでいる。

しかし、この涼しげな名前に似ず蜜柑や茶などの木の樹液を吸うため、農家では害虫として駆除している。

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気象庁は昨日になって梅雨明けを宣言しいたが、もう何日も前から雨らしい雨も降らず、遅きに失したような宣言であった。

今年は、例年に無いような空梅雨となったこの付近では、東京のような水不足という事態にはならないものの、野菜畑はからからに乾いていて、七月はじめに雨を期待して蒔いたほうれん草は、二~三ヶ所でぽつんと芽を出しただけで、後は焼けてしまったようだ。

そして、自分は早くもダウン状態。雪国育ちは暑さに弱い。

静岡に来て三十有余年、いまだに、夏の暑さには慣れることができないため、すでにノックダウンの状態になり、午後はテレビの子守り状態で過ごしている。

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2016年7月18日 (月)

海の日だって

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きょうの幹線道路はトラックがかなり少なかった。

”なんでかなぁ”と思っていたら、「海の日」で旗日だと言うことを昼過ぎになってテレビで知った。

梅雨明けの発表もあって夏本番、蒸し暑く太陽がじりじりと照りつける。

それにしてもなんだかんだと言いながら、日本には休みが多くなった。

土日と祝日で休みが117日ほどになり、大企業勤めならこれに有給が20日として137日。

一年365日のうち仕事で出勤するのは、、、、、日本人もなまくらになったもんだ。

それにしても、今日が何の日だったかも分からないのは、祝日が日曜日の次の日となっており毎年おなじ日でないためであろう。

そのため、ただ連休を増やしているだけとなり、その日がどういう意味の日か分からなくしてしまっていることによる。

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2016年7月17日 (日)

顔つきに似ず

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鬼百合の真っ赤な花が夏を象徴するように咲き誇っている。

花びらの内側には、黒いホクロのような斑点を無数に散りばめて、、、、

いかにも毒々しい気配にもかかわらず、花言葉は「愉快」「陽気」「華麗」などと好意を持って飾られている。

映画に出てくる悪役が素顔では、気位の高い二枚目より優しい人だったりして、好かれているという話もあったが、それに似ているのかも、、、、

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1,977年当時の福田首相が、「人の命は地球より重い」といって、ダッカの人質事件の際は乗客解放のため、日本赤軍の幹部を獄中から釈放した。

それから、幾十年。同じダッカでテロのため20人が殺された。そして、一昨日はフランスで死者100人を超すテロがあり、トルコでは軍事クーデターの失敗で200人近くが、、、、。

今年に入ってからだけでどれだけの人が、罪も無くその前途を立たれてしまったのだろうか。

まさに”明日に紅顔ありて 夕べに白骨”となる世界になってしまった。

先の言葉から言えば、地球が星の数だけ無ければならない。

テロにあった、すべてといっても良いほどの人は、自分に何の責任も無いのにである。

以前のテロというのは、ほとんどがテロを起こした側から見ると、仇敵であり、その理由が分かっていたので、テロを実行した側の人から見ると英雄だったが、何の関係も無い人を殺傷した”犯人”は、いずれ簡単に忘れ去られてしまう人である。

こんな無益な殺人がいつまで続くのだろうか。

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2016年7月16日 (土)

コスモスと混在して

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掛川市の大坂地区にある文化会館前の広場のひまわりが見ごろだと言う放送があったのは、つい二~三日前のことだった。

「どっかへ行って来よう」という強い要望もあって出かけることにしたが、ここ一箇所ではつまらないとばかりに、同じ市内にある資生堂のアートハウスへ先に行った後にすることにした。

資生堂のアートハウスは、30年ほどまえに工場の地質調査をしたときにあるというのを聞いたことがあったが、行ったのは今回はじめてだった。

前に聞いたときは、「あぁ、ここにね」と、認識はしていたが、その後変化で分かりにくい場所になってしまっており、行き着くまでが大変だった。

入ってみると、作品数は少ないもののかなり見ごたえのあるものがあり、今回は「三人の人間国宝の色磁気」展が主題になっていた。

ただ、磁器のほうは手が込んでいる作品だと言うことは分かるが、、、、、、

中ほどに、小村雪岱の資生堂書体といわれる字で版画の解説が短文でかかれていたが、ユーモアのあるセンスでかかれていたのが非常に面白かった。

ただ、写真は禁止とのこともあり、目に焼き付けただけ、、、、、

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まわりのひまわりから見守られるようにして咲くコスモス

そこを出てから小一時間、旧大東町の文化会館前の2ヘクタール余の土地に植えられているひまわり畑は予想以上の景色であった。

どんな理由だったのか持ち帰り自由とのことで、数十台の来るまで来た人々が、コスモスと混在で植えられている畑の中を縦横に歩き回り、”手折って”なんて優雅な風情ではどこにも無い様子で持ち去っていく。

これも、ひとつの方法かもしれないが後に来る人のことを考える様子は見られなかった。

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2016年7月14日 (木)

どうする

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今年は気候がよくないためか、生り物が不作だそうだ。

そんななか、裏に借りている野菜畑は、いまがキュウリとナス、トマト、オクラ、インゲン等々、収穫が最盛期に入っている。

借りている畑はごく小さく、15m四角ほどしかないのだが、二人所帯なので、すこしづつ多品種に渡って植えている。

しかし、採れだすととても二人の口には余ってしまい、近所に配ってはいるが、それでも食べきれない分は、、、、、、、

キュウリは、糠漬けにしているが、この時期すぐに酸っぱくなってしまうし、インゲンは一度塩茹でにし、冷蔵庫に保管して、トマトはケチャップになどとこの暑い盛りに汗の元は消えない。

ただ、面白半分に植えたミニトマト、鈴なりにつけた実がきれいに色づいてきているが、この始末は、、、とうれしいやら当惑で悲鳴。

          どうするどうする

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2016年7月13日 (水)

煙が目に滲みた

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あさ、日の出すぐあとに裏の畑に行って野菜の収穫と今夜にでも降ると言う雨を前にしてほうれん草が済んで何も植えていない場所を耕してきた。

すぐそば畑に植えられているひまわりは、背丈をとっくに越して高々と大輪の花を咲かせ、名前そのままに、太陽に大きな花をむかせていた。

そうした中で、咲いてから何日も経っていそうな大輪の花は「太陽なんて、見飽きた」とばかり、まだ夢の中といった風情でうつむいている。

熱帯夜を過ごして、朝から身体がだるく感じている自分からみると、ひまわりの老花もだるいのかななんて考えてしまう。

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夕方になって盆の迎え火を焚く。

この風習も、いまではこの近所でやる人も少なく、老夫婦の我が家でも多分継承する人がいなくなるにちがいない。

多分離れて住んでいる孫たちは、こんな風習を見たことがないかもしれないし、周りでやっていなければ、、、、

そんな思いで煙の行く末を見ていたら、家の玄関に煙が入っていった。

わずかだが西風が吹き、開け放した家の中が風の通り道になっていただけなのだが、なんだか、新盆の娘が帰ってきたような気がして涙が出た。

煙が目に滲みたにしては、、、、、

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2016年7月11日 (月)

カサブランカ

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カサブランカの花がようやく咲きだした。

昨年までの大きな球根を分割して鉢に入れたので、今年は咲かないものと思っていたが、律儀に一輪づつ蕾をつけていた。

カサブランカ、スペイン語でカーサは家、ブランカは白い、を意味するところから、名づけられたものと思うが、、、、、日本では自動車の名前に見られるようにエキゾチックな音の響きが気に入れられたためではないだろうか。

外国でも百合の花は薔薇と並んでお受けの紋章などに使われ、特に白い百合は清純を意味するため、宗教的な意味でも好ましい花になっているそうだ。

ただ、百合の花の花粉は、一度着物などにつくと、繊維の間に入り込み落とすのが大変で、花屋などでは、めしべの先端を切って店頭に出している。

しかし、誰も触りそうも無い我が家のカサブランカは、風に揺られてゆ~らゆらとゆれている。

そういえば、百合の語源は、風に花が揺れていることから名づけられたとか、そして、我が家は、とてもカサブランカとはいえないくらいすすけている。

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2016年7月 9日 (土)

久しぶりの雨

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久しぶりの雨はありがたい。

Img_3773この雨で、すこし季節が進んだようで、庭に咲いていたクチナシもセピア色した花から順にたたき落とされていく。

梅雨時って言うのに、蒸し暑い日が続きすぎてうだっているときだったので、萎れかかっていた生り物も息を吹き返したようだった。

午前中に出た大雨警報も、午後には上がり一面の厚い雲が空を覆っていたが、体感温度はごく快適なままで夜を迎えた。

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いよいよ明日が参議院議員の選挙日である。

今回の選挙は、真夏のような天気が続く中で、家を中心に居たためか、何の音沙汰もなく過ぎたという感じである。

いつもは、「誰それに入れてください」と、いってくる人も、暑さ負けしたのか、、、、

とにかく、そんな風に言われると余計に反発してしまうと言う性格が災いしてか、決してその人を入れたことが無い。

もっとも、絶対というほど入れたくない政党があるので、それらを除外すれば入れる候補者も限られてきてしまう。

よく、政党か人物かと言われるが、どうしたって分からない。

古い人は、永田町慣れして視線が国民より、、、、だし、新人は短い選挙期間もあるが、枡添前都知事みたいな人も居て選挙民にはわからない。

今回は、自分の眼鏡にかなう人がいないが、政党で選ぶしかない。

そのため、地方区と全国区では違う政党にしようと思っている。

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2016年7月 7日 (木)

過ぎたるは尚

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それがしも その日暮らしぞ 

            花木槿   一茶

 

ここしばらく、梅雨がまだ明けないのに猛暑日が続いている。

おりしも小暑だというが、いまからこんなに暑くては、半月後に来る本格的な暑さになるという大暑はどんなことになるのだろうか。

暑さに弱い、それがしにとってまたつらい季節になった。

夏の花ムクゲの花が咲き出した。

白い花の真ん中が赤く染まっているところから”日の丸”と呼ばれる園芸品種のようだ。

ムクゲは、平安時代のころ中国から渡ってきたそうで、中国ではこの木を木槿と書いてムーチンと読んでいたそうで、日本語でも同じ漢字をそのまま当てはめ、呼び方はなまってムクゲと呼んでいる。

当時の花は、どんな花だったのかは分からないが、それから1,000年、園芸種としてさまざまな色合いの花に変化させられた。

そして、いま、日の丸と言われる品種を一般的に街路樹などとして見られるが、日本の国の花というより、韓国人に好かれてようで韓国のでは国花として見られているそうだ。

それにしても、一茶は現在の自分同様にこの花を見ていたのかな?

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今日七月七日は七夕である。

空は一面雲もなく晴れている様子であるが、地上の光が強いようで、星が二つ三つわずかに見えるだけ、天の川はもちろん彦星も機織り星もどこに居るのか全然見ることができない。

子供のころ飛騨の山奥で生まれ、父親の仕事で住んだ大津山という社宅群は標高800メートルという地にあり、夜になると満天星を見ることができる場所であった。

その数はいくつあるか分からない上、天の川が斜めに後ろ山から向かいの山に延びていた。

これだけ星があると、どれがどれやら分からなくなり、星の分かる人が指で指してくれても、どれが彦星なのやら天の川をはさんだ対岸にあるという織り姫星であるのか、今でも分からないで居る。

いまの子供にとって、夜空の星とは、七夕とは、どんな感じなのだろうか。

もう20年以上前だと思っているが、キャンプに行った都会の子が満天の星を見上げて「気持ち悪くなった」といったとか、、、、、

多分、星というものは本やパソコンの中の存在でしかないのだろう。と思うのだが、、、、、、、、

過ぎたるは尚足らざる如し、というが、有りすぎても分からないし、無くても分からないことが多いものである。

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2016年7月 6日 (水)

食べたのはいつ

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トリアシショウマの白い花が咲いていた。

全体で見れば、草丈に比べて大きな花になるのだが、その一つ一つは1~2mmのごく小さな花の集まりである。

トリアシショウマは漢字で書くと鳥足升麻となり、はじめの鳥足は若芽のときくるくるっと巻き込んだ葉になる新芽が三つに分かれるさまが小鳥の足に似ているところからきている。

この新芽を柔らかいうちに摘んできて茹でて食べたのは、、、、、七十年近く前、食べ物がなんにもない、戦後しばらくのことであった。

味ははっきり言って覚えていないが、癖の無い山菜で山道の脇の陽だまりに生えていたので子供でも簡単に採れる食料だった。

そして、升麻ははっきりした根拠が分からないそうで、中国の漢方薬にあったショウマに当て字をしたというのがもっぱらのようである。

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昨日消費者庁が骨格を変えて小顔にするという施術を「医学的根拠がない」として以後使わないように指導した乗っていた。

なんでも、成人した人の骨というのは、がちがちに固まっており、矯正できないからという。

これまで何十年も施術してきた業者は医学的根拠もなしに、、、最も医者で無い人もやっていたそうで、、、大金を稼いでいたことになる。

ここで、ひとつ不思議なことは厚生労働省がなぜ出てきていないか。

なぜこれほどまでに長期間、放置されてきたのかということにある。

さらに言えば、一回当たり数十万円もかけてこんな施術を受けてきた女性の心理である。

そして、「本人の感想です」というちいさな文字を画面の隅に掲げて宣伝している、各種の医薬品も取り上げてほしかった。

これらの広告を禁止すると、広告の半分近くがなくなるため、テレビ局が反対している可能性もあるに違いない。

自分の知り合いが癌で闘病生活を送っているが、あるとき主治医にこんな薬を進められているんだけど、、、と言ったところ、帰り際に「私の母親からそんな相談を受けたら効き目がないから止めなさいって言いますけれど、、」と言われたそうだ。

世の中、金の亡者ばかり、楽して金を手に入れるためなら効き目の分からない薬、オレオレ詐欺、手抜き工事、、、、、、政務調査費

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2016年7月 4日 (月)

うわぁ 暑い

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Img_3754「うわぁ 暑い暑い」といって初クーラーを入れたのが昨日だった。

外に出るとまるでサウナーに居るような蒸し暑さ、じっとしていても汗が出てきて、昨日は二回も下着を替えてしまった。

静岡に来て、四十年近くになるのにまだ夏の暑さになれないで居る。

早くも夏ばて気味になったので、少しでも涼しいところをと考えて、標高1,400mほどになる静岡市唯一のスキー場、リバウエル井川に行ってみた。

出かけるとき早くも三十度越えだった我が家から、二時間近くかかって着いたスキー場は、先着が一組しか居ない静かな高原である。

ここについても気温は二十六度もあったが、空気が乾いているため、そんなに暑さを感じなくて済む。

あいにくと山の端にかかる雲で展望は利かないが、はるか下にみえる井川の集落と緑色に沈むダム湖は天界から長めに似ている。

ベンチに腰掛けて、昼を待ち、おにぎりと今朝とって来たトマトときゅうりに味噌を付けたものをおかずにして、、、山伏岳から移植したと言うヤナギランを愛でる。

ヤナギランは、標高の高い山での先進植物であり、ほかの草や木が茂ってくると耐えてしまう草であるが、長野県と群馬県の県境にある池の平ら辺りでは、七月末から八月になって咲く花だったと思っているので、ここで見るのはかなり早めである。

ともあれ、蝶々やくまん蜂(マルハナバチ)にとっては美味しいご馳走らしく、何匹もの虫が飛び交っている。

ご飯も済めば、ほかにすることも無くすこし遠回りして藁科川沿いを降ってきたが、里に下るにしたがって上がる気温もぐんぐんと加速し、家に着けば三十六度、湿度は75%、、、、、、、、、、

「うわぁ こんなんなら退屈でも我慢してもう少し山に居たほうがよかった」と後悔しても始まらない。

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2016年7月 3日 (日)

良かれと思ったに

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庭の片隅、ほかの木の下になって日当たりの悪い場所にある、くちなしの花がようやく開花した。

いまでは、遊水地になった麻機の田んぼ脇に茂っていた木から、枝をへし折って家の庭に挿し木していたものが、去年からようやく花をつけるようになった。

八重咲きだったので10センチほどの枝を二本採ってきたものだったが、割合生命力が強かったとみえて、二本とも去年までに60cmほどに成長したので、一本を日当たりのよい場所に移したところ枯れてしまい、いまでは、移植しなかったものだけが残っている。

よかれと思った移植が木には良くなかったようだ。

くちなしの花言葉を調べてみたら、「私は幸せ者」というのがあったが、こんな日陰でも幸せなんだろうか、、、、

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a世に”後出しじゃんけん”というも言葉があるが、人の手を見たあとそれに勝つ手を出すことであり、マージャンで言えばチョンボであり、罰金ものである。

しかし、この言葉が使われる都知事選挙違法では、候補者が出揃ったあと一番最後に立候補を表明した人が当選してきたためいわれるようになった。

この立候補については、決して違法ではない。

ただ、選挙戦間近になって表明したため政見についてはあまり問題にされず、立候補者のテレビで作られたイメージ、もしくは想像した人柄が対象になって投票されている。

そして、都庁にろくに来なかった人気作家出身の知事、病院オーナーから5,000万円をもらって辞めた知事、そして、家族旅行も政治資金で落としたせこい知事と連続した、、、、、

テレビなどで、意見を聞くと「あんな人とは思わなかった」「裏切られた感じ政治家なんて、、」と一様に言う。

多分、そういう人はイメージに釣られたり、自分の一票を”死に票”にしたくない。分からないけれど”勝ち馬に乗る”などで投票した人なのではなかろうか。

マスコミの言うことだから、どこまでが本当か分からないが、イギリスがEUから離脱が決まってから、だまされたと言う人がかなり多く居ると言う。

たぶん、前回の都知事選挙で前知事に投票した人もそんな考えなのだろうが、自分の一票を考えもせずに、イメージだったり人に頼まれたりと無責任な投票をした結果だと反省すべきことではないのかな。

くちなしの花言葉のひとつに、花の白さから清潔、清純などというのもあるそうだが、政治化にこれを求めるのは無理というもの、、、、、では無いはずなのだけど

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2016年7月 2日 (土)

今日の収穫

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裏の畑でポチが鳴く、、、ではないが、生り物を作っていると毎日のようにすこしづつだが収穫がある。

胡瓜にトマトとしし唐とポパイの好きなほうれん草が、それに加えて今日はじめて取れたのがつるなしインゲン、、、、

春先に植えたものがいっせいに採れだした。

しばらくは、あちこちにおすそ分けできる。

畑をやっての醍醐味であろう。

あすは、枝豆とアスパラが予約されている、、、、

朝早く出かけて一汗かき、、シャワーを浴びれば午前中は極楽気分である。

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2016年7月 1日 (金)

半夏生ず

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暦の上では今日が”半夏生”である。

梅雨の末期になると、大地に毒気が満ち、半夏という毒草が生じると言われてきた。

むかしから湿気の多いこの時期は、食物が腐りやすくなり、食中毒など発生するところから名づけられてきたようだが、半夏とはサトイモ科のカラスビシャクのことだといわれているそうな。

当のカラスビシャクにとっては、このころになってマムシ草のようなとうを立てて、虫を誘っているに過ぎないので大いに迷惑なことだろう。

そして、半夏生と同じ読みで半化粧という字から葉っぱの一部を白く変化させて、地味な花を目立たせようとしている草に、この名を与えた。それが上の写真である。

純然たる山野草だが、この葉っぱが面白いらしく、野で自生しているより庭に咲くほうが多いような気がする昨今である。

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今日は久しぶりに晴れ上がったので、山の畑に行ってきた。

その帰り国道一号のガード下に交通安全ののぼりを持った一団がいた。

当初は、この地区の人がやっていることだと思っていたが、そうではなく、交通違反で免停になった人が立っているとのことだった。

先月二回見て、今月は入ったばかりなのにざっと20人ばかし居た。静岡中央署管内だけとすると、かなりの人数になるのだが、交通警察もかなりの人を検挙していることになるものだと感心するやら、、、、、、、、

今日の新聞によると大阪府の府警で二千数百件ともいわれる事件の書類の管理がずさんで時効が成立し罪に問えなくなってしまったそうだ。

問題はこのうち10件が殺人であり強盗や強姦、放火など凶悪事件350件余もあることである。

テレビ各局で「警察24時」とかの題名で警察の活躍を放送しているその裏で、大阪府警だけでなく、全国で見ればこの何十倍もの事件が管理不十分という名の下に時効を迎えているのかと思うと腹立たしい限りである。

よく交通違反で捕まったとき「運が悪かった」という言葉を聞くが、新聞記事を見る限りではまったくそうである。

大阪府警のずさんさが吹き出てきたのは、まさに、半夏生ず! と言ったところか。

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