花に似合わず
葉っぱが竹に似て、花が桃に似ているところから名づけらそうだ。
花の感じからしてたおやかな花に見えるが、その実、生命力の強い木で広島の原爆で焼かれた次の年には、黒こげの木に花を咲かせたと聞く。
また、その強さからか排気ガスの多い場所での街路樹に使われたり、環境の悪い場所に植えられている。
そして、その強さに倍増して、全木に猛毒があるので絶対に口にすることがないようにと注意を受けている。
「きれいな花には毒がある」というが、その典型かもしれない。そのためか、花言葉は「注意」「用心」などというのがある。
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1,961年というから、自分がまだ二十二歳のころになるが二の方といって、坑内の夜勤から帰ってくると、NHKで「夢で会いましょう}というバラエテイ番組をやっていた。
まだ、テレビが普及したばかりのころであったが、鉱山町にはいち早く行き渡っており、次の日が日曜ということもあってたまの夜更かしで見るのが楽しみであった。
先日もこの放送の再放送を見たが、当時のテレビはいまのように録画技術ができていないためすべて生放送だった立ったとあるが、そのセンスといい、テンポの切り替えなど今でも通用するものがあり、どうして今、こういう番組がないのかと不思議な気持ちになってしまう。
この番組が1,964年になくなると、変わって民放でダバダバダバ イーって音とともに「11PM]がお色気たっぷりに始まり、朝の早い一の方の日は見られなかったが、夜勤の日は毎日見てから寝ることが決まりになった。
ザ ピーナッツの妹、伊藤ユミさんが五月十八日に亡くなり、ついで、永六輔さん、そして、大橋巨泉氏がなくなったと今日放送された。
いずれもテレビ創成期にテレビとはこういうものという方向付けした人たちで、上記の番組で自分たちを楽しませてくれた人々だった。
今年になってこんなにばたばたと世を去っていくと、戦後の昭和、青年期の昭和がしだい次第に遠く霞んでいくようで切ない。
いずれわが身も消えていくのだが、、、、、、
連れ合いに先立たれ、兄姉や同世代の親戚に先立たれて、最後に残った母親が言っていた「見届け人になるとはなぁ~」を思い出した。
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