初冬のトンボ
立科町の古刹、津金寺の池のうえをトンボがいくつも舞っていた。
秋になって田んぼの周りに降りてきたアキアカネだろうが、卵を生むという大事業を済ませたが、余力があってかまだ生き残っていたものたちであろう。
見る限り、尾羽打ち枯らしたとは見えないが、自分同様老後の命といって差し支えない。
繁殖期には、木や竹の先につかまって縄張りを守ってきたが、いまその必要もなくなり、太陽の熱を吸ってあったかくなた石にしがみついて暖を取っている。
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今日、血圧の薬をもらいに薬局に行って調剤する間待っていたら、後から来たお客が、薬剤師と話していて「コーヒー味にしてください」なんていっていた。
そして、テレビでは「飲みやすい薬に力を注いでいます」というコマーシャルさえ出ていた。
われわれの小さかったころ薬は苦いものと決まっていた。
”良薬口に苦し”が当然であった。
長野に滞在中、弟の嫁が「身体にいいと聞いたからせっかく取り寄せた薬を不味いだの苦いだのなんていって飲まないのは言語道断。自分の身体のこと考えたらそんなこと言っていられないでしょ!」ときつく言っていたが、、、、、
もうその言葉、古くなってきたかも。
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