レールが敷かれた
空に日本の飛行機雲がレールのように並行に山陰まで続いている。
どちらも崩れていないので多分時間的にはほんのわずかな時間帯で西の空に飛んでいったものであろう。
このレールに台車を乗せて行く先も分からない遠いところに飛んで行きたい?。
いや分からないところへは行きたくない。
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75年前の十二月八日は日本軍の奇襲で太平洋戦争が始まった日である。
自分は戦争に負けた昭和二十年はいくらか記憶にあるが、ようやく三歳になった、この日のことは憶えていない。
人に聞いた話では、その日ほとんどの人は異様に高揚感につつまれ、異論などさしはさめるような状態ではなかったと言う。
世界情勢や国力の違いも知ろうとしない軍部に引きずられ無謀な戦いを始めたのだ。
この点では、なってもらいたくないが、いまの北朝鮮のほうがよほど利口に立ち回っているとしか言いようが無い。
戦争も終わってみれば、なんて馬鹿な戦争をしたものだと付きが落ちたようにしょぼくれてしまっていた。
自分としては、戦争に負けて曲がりなりにも民主国家になって良かったとおもっている。
もし、あの体制が残っていたら、貧富の格差はもっと大きく、言いたいことも言えず、したいことも出来ない、生きにくい世のなかっだたに違いない。
しかし、そんな世を懐かしむ人たちが、復活しようとしているような気配があり、世界中の指導者が、国民の耳に心地よく響く言葉で煽り、民族の対立、貧富の差を拡大など威勢のいいことばかり言う人に代わりつつある。
選ぶ国民も悪いのだが、この連中に引きずられて敷かれたレールの上を走り出そうとしているのではないかという疑惑に駆られてしようが無いのだが、、、、
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