去り行くものは
その霜も穏やかな朝日にあってたちまちのうちに消えうせ、水蒸気となって草っぱらから立ち上る。
いかにも穏やかな朝を象徴しているかのようだ。
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昨日一昨日と、ロシアのプーチン大統領が日本にまねかれ、安倍首相と会談した。
二日間じっくりと話したようだが、結局のところ目玉にしていた北方領土の進展も無く、プーチン大統領が要求していた経済支援だけの完敗である。
まさに、百戦練磨の大統領にお坊ちゃん首相が手玉に取られた、というところ。
かの国の大統領にしてみれば、欧米各国から経済制裁を受けているさなか、G7の一員である日本と交渉している姿を見せるだけで効果があったはずである。
アメリカなどが、この会談にけん制したそうだが、”去り行くものは日々に疎し”と思ったかどうか、あまりにもあからさまな態度は後々の禍根になりかねないと思うのは素人目なのだろうか。
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