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2017年2月28日 (火)

清楚な裏には毒がある

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馬酔木の花がカクテルのタンブラーを逆さにした形で咲いている。

純白のその色合いは、花嫁のドレスのように清楚に見えるが、有毒物を含んでいて鹿や馬など草食動物はこの木を食べない。

味を見て食べないのか、本能的に食べないのか知らないが、この木の繁茂しているところは草食動物が多いというのを聞いた。

そう思ってみると、伊豆の西伊豆高原あたりがそうだったのは、鹿の食害が原因だったのかもしれない。

馬酔木という名前は中国から入ってきた字だそうで字面から意味が分かるが、アセビという日本語は何から変化したものだろうか。

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早いもので二月もこれでおしまい、

お迎えの日が刻一刻と近づいてくるのだが、なんだか月日の速さを思うと加速度がついてきているようにも感じてしまい、あと何年あるのだろうかと聞いてみたくなってしまう。

とはいえ、この冬も湿気が少なかった冬もどうにかやり過ごすことになりそう、流感にかからず、風邪もひかず、、、、まだ免疫がご同輩より幾分強く残っているのかな、、、

なんておもうと、丈夫な身体を作ってくれたご先祖様に感謝しなくてはなるまい。

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2017年2月27日 (月)

緋寒桜

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メジロも蜂も呼び寄せて

河津桜につづいて緋寒桜が満開を迎え、春もかなり進んできた。

名前の由来となった真っ赤な花を下向きにして密集させている。

最近庭に置いた甘夏にメジロの来訪が少なくなってきたと思っていたら、こんなところに餌場ができたせいなのかも知れない。

緋寒桜、カタカナで書けばヒカンザクラとなり、彼岸のころ咲くヒガンザクラと良く似た名前になるため最近ではカンヒザクラなんて言う人もいるが、”緋桜”という桜は”緋桜お七”にしかあてはまらないのである。

ともあれ、雪隠をセンチと読み変えた日本だから、この先どうなるか分からないけれど。

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2017年2月26日 (日)

眼光鋭く

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春めいた温かい日和に鳥たちも恋いの季節を感じたのか、騒ぎ始めている。

麻機まわりでもケリガ空高く舞ってカラスに攻撃を仕掛けているし、枯れ木にとまったモズはいまにライバルを撃退せんとて眼光鋭く身構えていた。

モズたちにとって幸いと言うか、にらまれた相手は立ち去ったが、当方としては激烈な戦い見たかった。

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お隣の国台湾では日本の原発事故を見て、現在三基ある原発を廃止することにしたそうだ。

島国台湾は国土が狭いため、いざ事故が起きれば深刻な事態になることを考えたそうだ。

それにひきかえて日本は、懲りない国というか、電力会社をはじめ大企業には甘い国である。

福島の原発処理に時間と経費がどれだけかかるのかわからないのに、電力会社の言い分を聞いて、もうこんな事故は起きないことにしている。

電気会社東芝は、アメリカでの原発関連の投資が失敗して、会社倒産の危機に陥っても手放せないでいる。

静岡では、次の衆議院選挙の候補者に地元が推薦していた候補者が原発反対だったため、県連がほかから候補者を持ってきて公認した。

地元は反発し、県連を脱退し原発に反対した候補者を担ぐと言う。結局は自民党候補者が楽々当選するのは目に見えている。

電力会社の組合をおもんばかってどのくらいの票が取れると思っているのだろうか。

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2017年2月24日 (金)

瓜田履 梨下冠

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Img_0035コガモが遊水地のなかで波に揺られてぷかぷかと浮かんでいた。

岸から一段と下がった水面は、風を直接受けないため陽だまりのようになっていたらしく、半分居眠りのような状態であったが、カメラを向けている自分を気にしている様子で次第に落ち着きがなくなった。

そして限界に達したかのように飛び去ってしまった。

ちょっと悪いことをしたような気分である。

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”瓜田に履を納れず 梨下に冠を正さず”と言うのはいつのころ習った言葉だったろうか。

瓜畑で靴を直そうとすれば瓜泥棒とまちがわれ、梨の木の下で帽子を治そうとすれば梨泥棒と実間違えられる。

人は疑われるような行動をするものではない。という意味であり、とくに権力者や指導者は気をつけなさいという教えである。

いま、大阪で森友学園と言う学校法人が建設用地を取得する際、異常に低い価格で国から払い下げられたことが国会で問題になっている。

この学園は、かなり右翼的な考えの理事長がいて子供に教育勅語の暗礁をさせたりと前から問題になっていたが、安倍首相と考えが良く似ているようで、評価するコメントをだしていたが、ここの副校長に安倍首相の奥さんがなっているとのこと、、、、、、、

そんなこともあってか、安くく払い下げるよう圧力をかけたか、便宜を図ったのではないかと追求されている。

まさに、”瓜田履 梨下冠”を知らなかったわけではないと思うのだが、、、さて。

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2017年2月23日 (木)

離れられない絆

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鈴かけの実が葉の無い枝先で揺れていた。

寒冷前線が雲を一気に連れ去ったようで、午後になって晴れ上がった空の下、午前中閉じ込められて退屈した身にとって絶好の散歩日和になった。

例によって麻機沼周りの一周コースを歩けば、やはり午前中食べ物にありつけなかったスズメやカラスが水がまだ引かない田んぼに降り立って餌を探して歩き回っている。

そんななか昨夜来の雨風ばかりではないだろうけれど、風に揺すられて枝と実をつなぐ部分をよれよれにさせた鈴かけの実に哀れさを感じさせられた。

なかの種はとっくに弾き飛ばされたのか、まだ中にあるのかは知らないが、枝と実はなかなか離れられ難いようで、、、、、

卒業式も間近になって別れを惜しむ母子といった感じで見るのは、最後の孫が高校を卒業し、三月にどうなるかをすこし離れてみているためだろうか。

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また例によってワイドショーは北朝鮮の暗殺劇を面白おかしく騒ぎ立てている。

どうも聞くところによると、日本が一番興味本位で騒ぎ立てているようで、、、、

もっと大事なことがあるはずなんだけど。と感じさせられるのだが、国民のレベルに合致しているのか、マスコミの意識が偏っているのか。

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2017年2月21日 (火)

足が大きい

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静岡では冬鳥と思われているバン。

今年は真っ黒なオオバンとともに数が増えているように見える。

大きさは鳩と同じくらいで色合いもなんとはなしに似ているところから見間違えている人もいるが、一番の違いはその足の大きさにある。

水辺の周りを生活の場所にしているところから、泳ぎも出来るが水草の上でも歩けるようにかなり大きくなっていて、生き物の進化の仕方に感心させられるものがる。

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2017年2月20日 (月)

桶(株)屋が儲かる

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黄梅と書いてオウバイと読ませる。

分類学ではジャスミンの仲間にされているだけあって、木の形といい、花の形といい、色合いといい梅には似ていないが、こういう風に名づけられた。

ただ、花の開花時期だけはほとんど同じで、中国の春節、旧暦の正月ころに咲き出すところから迎春花とも呼ばれ、かの国では人気があるそうだ。

香りは無いが花の時期は長く、春が終わるまで咲いている。

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今日の風は強かった。なんでも東海地方の春一番だと言うことだが、そうなると先日の風はなんだったのか。

静岡では雨と同時に風が強くなったが、テレビを見ていたら関東のほうは風のほうが早く吹き出したようでほこりまみれの映像が映し出されていた。

多分こんな状況をみて、「風が吹けば桶屋が儲かる」と思ったのかもしれない。

同じようなことがアメリカでも起きているようで、トランプ大統領になってから、株価が高止まりしているそうだ。

もちろん、アメリカが咳をすれば日本は風を引くと言われる日本も、円安株高と追従して入るのだが、、、、、、、

この大統領ならというので、何の根拠もなしに上がっている株はそのうち暴落?となるかどうかは別にして、下がるのは目に見えているのだが、、、、、

株屋はどこで、売り逃げて誰が取り残されるのか、多分年金を運用している日本のような気がしてならない。

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2017年2月19日 (日)

はこべらが萌えて

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はこべらの小さな花が咲き出した。

さしわたし3mmほどか小さな花は産毛に包まれて、白く自分を主張している。

島崎藤村は、、、緑なす繁縷は燃えず、とうたったが、自分の畑にはびっしりと繁茂している。

はこべらの語源は、地面を瞬く間に覆いつくすほどはこびるところからつけられたとも聞いているが、正月以来草むしりしていなかった畑には、ハコベやナズナがそれこそ名前の由来どおりになってしまった。

この草たちをひとまとめにし、土を掘り起こしてジャガイモを植えてみたがこの先寒の戻りがどのくらいあるのだろうか。

「三回降れば春になる」と言われている竜爪山には、まだ一回しか雪が降っていないようなので、、、、、、、、

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2017年2月18日 (土)

今日は雨水

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今日は雨水、暦の上では春がまた一段と進んだことになるが、昨日の春一番も大きなきっかけになったような気がする。

いよいよ、これからが三寒四温が実感できる季節になったということである。野辺のタンポポも寒さよけに短い茎で花を咲かせていたが、これからは人目につくというか、虫の目にとまるように背伸びをしていくことになるだろう。

タンポポと言えば、地中深く根を伸ばし畑などで草むしりをするときには手強い草であるが、葉がロゼッタ状に地上をに這う性質のため、背丈が高い草に囲まれると光が届かず耐えてしまう弱い植物でもある。

つまり、人間には強いがほかの草には弱い、今日も草刈りをして開けた土地で我が物顔に振舞っているのは、”虎の威を借るなんとやら”か、、、

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a南スーダンに駆けつけ警護として派遣されている自衛隊の国会論戦を聞いているとなんだかやるせなくなってきた。

状況は、政府が言うよりかなり深刻な様子だが、まるで他人事のように話す稲田防衛大臣。

なくなったという日報が出てきたといってから大臣が見るまで一ヶ月もたっていたというのに何の違和感も持っていないような首相と担当大臣。

まるで、戦時中の大本営発表の反省から文民統制になったのを反古にされてしまったのに、、、、、、

これでは、後の世にあれが日本の転換点だったと言う記録として残されることだろう。

これで、もし、自衛隊員に犠牲が出れば、そうならないようにと武装を強化して派遣する口実を作るつもりなんだろうが、、、、、

結局は、人の命は極軽く見ているんだろうな。

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2017年2月17日 (金)

春一番

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#風が吹いて暖かさを運んできました 

もうすぐ春ですね

#娘たちが子供のころ歌っていたキャンディーズの春一番と言う歌の一節。

今日は歌の文句どおり強い南風とともに突風が荒れ狂った。

典型的な”春一番”だ。普段は波が立たず穏やかな沼津の海岸も海からの風に立ち騒いでいた。

そんななか、かもめが波と風をものともしないで海面すれすれに低く飛び交っている。

海面から4~5m高い道路にいても飛沫がかかることもあるのだから、カモメらにも当然かかっているはずだが一向に気にする風ではない。

野生の強さを見た。

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2017年2月15日 (水)

カルガモのカップル

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春の繁殖期を前にして、カルガモのカップルが出来つつある。

幸いにして雌の心を射止めたオスは、ほかのオスに取られまいとして後ろから離れようとはしない。

どこがどう良かったのかカメラから覗いていても、ほぼ同じ顔つきのニ羽。

最近は人間でもモノセックス化していて、どうしてあんななよなよした男がいいのか年寄りにはわからない。

男はかくあるべし、女は、、、と言う既成観念はもう通用しないようだ。

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a今日のニュースによると、北朝鮮の元総書記の長男が白昼空港で暗殺されたとのことであった。

そして、その暗殺者は北朝鮮の金正恩総書記の指令を受けた人ではないかということだった。

かの国のことは、分からないことが多いが、金正恩はかって義叔父を死刑にしたこともあり、今回の義兄を殺害したとすれば、自分の今の座を誰にも渡したくないという強い意志の元に実行させたことになる。

人は強大な権力を得ると、周りがみんなその権力を奪取しようとする人のように見え始めるのは洋の東西を問わずむかしから見られてきたことである。

特に全体主義の国でおおくみられ、最近ではソ連のスターリンや中国の毛沢東なども、自分の周りの人々を多数殺して自分の地位を守ろうとしてきた。

その道筋に、若くして最高の地位に着いた金正恩がなったのは、不安で不安で疑心暗鬼の生活を送っている独裁者の悲しい性から来ているようだ。

かれは、これから先何人もの側近を殺し、周りが信用できないという孤独の生活から抜け出せない地獄の生活を死ぬまで続けなければならない”無間地獄”迷い込んでいくことになるだろう。

それにしても、スパイ大作戦みたいなことが、みんなの目の前で起きるというのはどういうこっちゃ。

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2017年2月14日 (火)

雨を通して

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夕がたになって雨が降り出した。

一転にわかに掻き曇りというような感じで、北西の空から黒い雲が押し出してきた。

丁度頭上が雲の境目になったようで、空半分は青空の広がり雨は黒い雲から落ちてきている模様。

ただ、その向こうは晴れているようで夕日が、雨を通して沈み始めるという複雑な空模様となっている。

これも、春に向かう季節の変わり目のひとつの現象なのか、、、、、

伊豆の松崎に宿を取った義妹から、夕日が綺麗だと電話が入る。

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今日はバレンタインデーとかで、チョコレートがもらえる日。

昨年に続き今年も当たらないんで、すこし前に貰ったチョコを食べていると、「チョコは血圧を下げるんだってテレビで言っていたよ」と連れ合いは言い、半分を持っていってしまった。

「薬代わりに買ってきてくれてもいいんじゃない」っていっては見たけれど、その声が届くころにはすでにドアの外。

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2017年2月13日 (月)

トトンがトン

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Img_0030木の枝にすずめが沢山集まって、囀りあっている。

まるで、スズメの成る木!

その数は野鳥の会ではないので数えることは出来ないが、百羽に近いのではないだろうか、飛び来たり去ってはいく、、、、、

決して大きな声とか、美声ではないが常にがやがやといった感じのさえずりは、なんだかおばちゃんの井戸端会議を思い出させるものがある。

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風呂の入って右手で左腕に指を当ててみる。

トントントンといつもより早めに脈を打っているのが分かる。

先日、かかりつけの医院で聴診器を当てていた医者が、ちょっと首をひねって「心電図をとってみましょうよ」いうので、うまれて初めて心電図と言うものを見た。

横長の紙におおきな波と小さな波の組み合わせのグラフがあり、ここが不整脈の場所ですが、この程度なら問題ないでしょうとのこと、、、、

しかし、指摘された場所は素人の自分には分からなかった。

「で、どういうことでしょう」って聞くと、「トントントン トトンがトン」とときどき調子が狂うことがあったんで、とのこと。

それから、風呂の入ったとき探っては見るが、そういわれればそうかなって、、、、

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2017年2月12日 (日)

ただただ森閑と

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ひさしぶりに麻機沼は子供病院のほうに出かけてみた。

風も無く穏やかな日差しの中、木々の芽はまだ硬く、枯れススキを従えて、ヤナギの木々が疎林を作っている。

ここでは、世間の騒音も入ってこず、あの騒々しいヒヨドリも声をひそめ、ただただ森閑と静まり返っていた。

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2017年2月11日 (土)

早起きは損

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甘夏 たわわに実り 細き枝しなる 

その重たさを 助けんとて 二つ三つはずす 

しかれども そは口実にほかならず

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a日に日に夜明けも早くなったとはいえ、まだ、五時は暗い。

暖かで雪知らずとはいえ今朝の気温はマイナス二度まで下がり、何処からとも無く冷気が入ってくるので辺りを見回す。

年よりは朝が早いをそのまま習慣にして実践しているが、冷気に負けて石油ストーブに火を入れる。

早起きは”三文の得”とことわざは言うが、我が家では300円の損であろう。

朝寝を決め込んでいればよいのだが、布団のなかで目が覚めてからじっとしているのが苦痛である。

今日も今日とて早起きをしてしまったが、、、、、、、

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2017年2月 9日 (木)

田子の浦ゆ

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田子の浦ゆ うちいでて見れば 

真白にぞ 富士の高嶺に雪ぞふりける   万葉集から

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田子の港の入り口西側にある港公園の高台から写した富士山。

眼下にそのむかし、ヘドロ公害で話題になった田子港が静かにおさまっている。

製紙会社から吐き出された汚泥は、港の底に沈殿し昭和四十年代にそのあたりを通過したときには強烈な異臭がしており、よくこの辺りで、ご飯が食べられるものと驚いたものだった。

それから、四十年余、公害問題から環境を取り戻したこと、不況で製紙会社が規模を小さくしたことなどもあって、今では工場の煙突も煙が少なくなり、港も浚渫して往時の姿を取り戻してきたようだ。

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2017年2月 7日 (火)

蜜を巡って

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先月半ばには開花し始めたという早咲きの桜土肥桜は昨日の雨と風によって散り始めており、木の根元には花びらが散らばっていた。

見ようによっては、爛熟の時期であり姥桜の艶かしさとも言えるのかもしれない。

しかし、花の密度はソメイヨシノよりはるかに多いので、まだ、木は濃いピンクに染まっている。

土肥桜、開花を始めた河津桜とはどの辺が違うのか素人の自分には良く分からないが、幾分花の色が淡いのかな?という程度。

そして、この花の蜜が美味いようで、無数の目白が集まってきていたが、なかなか、仲良く蜜を吸うと言うわけにはいかないようで、自分の傍に来るほかのメジロを追い払うほうに力を入れているようにさえ見えるのは、この種の鳥の本能なのだろうか。

見た感じでは、ひとつひとつの花の蜜は少ないかもしれないが、圧倒的に花の数が多いので、競争しなくてもと思えるのだが、、、

たぶん、豊富な領土を持つ国が小さな島を他国に譲れないのに似ているとすれば、人間も同様なのだろうけれど。

今日も快晴の空は、花も海も引き立てて鮮やかさを増す。

富士山が土肥桜が遠来の客に対するご馳走だとすると、その役割を充分に果たしたことになる。

問いからの帰り道は、西海岸沿いの山道を登ったり降ったりしながら北に進んで沼津にはいる。 

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2017年2月 6日 (月)

天気晴朗なれど

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「天気晴朗なれど波高し!」それほど大げさなものではないが朝早く宿から「今日は波が高いためフェリーは欠航です}と言う電話が来た。

岐阜から来る姉の傘寿のお祝いに招待していたのだが、フェリーが欠航ということになれば陸路を行くしかない。

と、なると、少しでも早い到着が待たれる。しかし、車を運転してくる姉の連れ合いは八十三歳であり、下手に電話を入れて急かすようなことになれば、最近の高齢者運転の事故にもつながりかねないため、携帯への連絡できず、成り行きに任せることにした。

十一時過ぎ、ようやく到着したので、昼は何処かのサービスエリアで食べることにして出発した。

ところが、ウイークデーの昼時間と言うこともあって、道路は空いており三時すこし前には目的地土肥温泉に到着してしまった。

当初は、四時に清水発のフェリーに乗り、翌日朝から土肥桜を見る予定だったのがその日のうちに見ることが出来た。

幾分濃い目のピンク色した土肥桜は、先月半ばに咲き出したということもあって満開を過ぎ、かなり地面に花びらが落ちているという状態ではあったが、鑑賞には耐えるという咲き方であり、花好きの姉を喜ばせた。

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2017年2月 5日 (日)

雨に濡れて

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久しぶりのお湿りで、窓の外は幾分潤って来はじめたのが分かる。

ここしばらくの異常乾燥は、寝ている間に鼻がつまり、口呼吸をしているようで、喉の奥までからからになって、目が覚め水気が欲しくなるため、枕元に水筒を持ってきて、お茶を飲まなければならない日がある。

雪はもちろんのことみぞれも氷雨も降らない静岡では、こんな雨でもこちら生まれのヒヨドリには、身体にこたえるようで濡れ鼠になって震えていた。

いつも、人の目を気にしてすぐさまに逃げていくのだが、雨の当たらないこの場所にすこしでも長居をしたいようで、じっと動かないでこらえているさまは、普段憎らしく感じている鳥に哀れを感じてしまう。、

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官僚の天下りはいろいろと弊害を起こしてきたので、禁止されてきていたのだが、文部科学省が、巧妙?に天下りさせたのが露見した。政府はほかの庁省でも同様なことが無いかと調べる言っているが、、、、

先日テレビを見ていたら、読売新聞のコメンテーターが天下りに「能力ある人には気の毒だ」と肯定的な意見を言っていたので「右系の新聞社はやっぱりね」の感を強くした。

大体、天下りをしなければ再就職できないような人は、企業から「是非とも」と言われない人だからどこかに押し付けないと片がつかないからである。

本当に有能な人なら、世間がほっとかない。

それと、官庁の組織そのものがおかしいからであろう。

六十歳で定年と言うのは七十五歳までという、いまの社会には合わない。

同じ年採用で一人が事務次官になれば残りは何処かへ行かざるを得ないと言う慣習をやめ、その下で働くと言うくらいの制度にしたって不思議ないし、定年後に嘱託と言う形で残しても良いではないか。

民間企業ではとっくにそうしている。そうできないのは結局のところ能無しが席を暖めているだけで高給を取っているからに他ならない。

まぁ、公務員も世間の雨に濡れて生きなければね~

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2017年2月 3日 (金)

小さな声で”福は内”

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明け方はともかく暖かい日が続くと、取り残した菜に花がさきだしてきた。

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「福は内 鬼は外」大きな声が行きかったのはいまはむかしのこと、、、

我が家ではここ10数年自分が近所に聞こえないよう”呟き”のような声で豆まきをしている。

その豆もむかしはフライパンでどっさりと煎り、半分くらいはそのまま砂糖を上からまぶして炒って、飴状にするのが親の代からのでんとうであった。

しかし、子供がいなくなると、煎り豆を買ってきて袋を破かずに、各部屋にひとつずつ置いてくるようになった。

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いつのころからか、市中に恵方巻きという風習がはいってきた、海苔巻きを一本丸ごと食べるそうだ。

食糧事情が悪かったころはこんな風趣が無かったのだが、いつのころからか噂が広がり、それに商業主義が乗っかってきたころからいろんな店に並べなれるようになった。

その恵方巻きも下火になったのか、需給のバランスが崩れると売れ残りを恐れたコンビニなどで、従業員に割り当て制で販売を強制しているそうだ。

以前にはクリスマスケーキの割り当てられた人から貰ったことがあるが、いくつか強制的に割り当てられ、家にもって帰っても子供たちから不味いと言われ、食べないからと只で提供されたのだが、なんだか気の毒になっていた。

親企業の権力を背景にしているため仕方なく買い取るしかない。

こういうのもパワハラになるのではないだろうか。

こんな報道を聞くにつけ、ますます恵方巻きというものを食べる気がしなくなったのは自分だけ?

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