蜜を巡って
先月半ばには開花し始めたという早咲きの桜土肥桜は昨日の雨と風によって散り始めており、木の根元には花びらが散らばっていた。
見ようによっては、爛熟の時期であり姥桜の艶かしさとも言えるのかもしれない。
しかし、花の密度はソメイヨシノよりはるかに多いので、まだ、木は濃いピンクに染まっている。
土肥桜、開花を始めた河津桜とはどの辺が違うのか素人の自分には良く分からないが、幾分花の色が淡いのかな?という程度。
そして、この花の蜜が美味いようで、無数の目白が集まってきていたが、なかなか、仲良く蜜を吸うと言うわけにはいかないようで、自分の傍に来るほかのメジロを追い払うほうに力を入れているようにさえ見えるのは、この種の鳥の本能なのだろうか。
見た感じでは、ひとつひとつの花の蜜は少ないかもしれないが、圧倒的に花の数が多いので、競争しなくてもと思えるのだが、、、
たぶん、豊富な領土を持つ国が小さな島を他国に譲れないのに似ているとすれば、人間も同様なのだろうけれど。
今日も快晴の空は、花も海も引き立てて鮮やかさを増す。
富士山が土肥桜が遠来の客に対するご馳走だとすると、その役割を充分に果たしたことになる。
問いからの帰り道は、西海岸沿いの山道を登ったり降ったりしながら北に進んで沼津にはいる。
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コメント
岡崎在住さま
そうですね。
小さなメジロは、その身軽さからかちょこまかちょこまかと飛び回っています。
投稿: オラケタル | 2017年2月 9日 (木) 21時30分
お見事な写真やな。メジロはすばしっこいぜな。
投稿: 岡崎在住 | 2017年2月 8日 (水) 23時19分