鶏ってなに?
先日藤枝に行った折、駐車場から、会場に向かう道のそばの家で鶏を飼っていたらしく、雄鶏がときの声を連続してあげていた。
そこに孫とおぼしき子供をつれた夫婦が通りかかった。
子供はその声を聞きつけて「あれはなに?」って聞いていた。
鶏は塀の内側いるらしく声が聞こえるものの正体は不明で、夫婦も説明に苦慮していた。
近頃では鶏を飼っている家は、養鶏農家以外にはまず見当たらないし、養鶏農家も鳥インフルエンザの予防のため外部から見ることが出来ないようにしている。
もし、「鶏ってなに?」って聞かれたら、どう説明するか。
スーパーで売られている各部位ごとに分けられた肉のことしか知らない人が出てくるような気がしてならない。
そして、鶏が生き物で卵を産むなんてこともわからなくなる。
「鶏が先か 卵が先か」って言う言葉や酉年に代表される鶏を見ないで済ます人さえ出て、これらの言葉は死語になる日も間近いだろう。
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今朝のテレビではブラジルで鶏の肉に防腐剤のようなものを入れたり、サルモネラ菌の付いたものなどなどを輸出し、日本にも入っているとのことであった。
このニュースを聞いて、不思議に思ったのは内偵捜査に二年ほどかけていたそうだし、すでに、何カ国ではその対策として輸入禁止の処置をとっていたと説明されていたことであった。
最初は、昨日今日の出来事かと思っていたが、長い間隠されていたことになるのだが、消費者は何も知らされないできたことに言及したテレビ局や新聞は無かった。
自分個人で言えば、約40年前、南米で仕事をしていたときに朝 昼 晩と毎食鶏肉が出されたことから、食べるのが嫌になり、帰ってきてからこっちほとんど口にすることが無かったので関係は無いのだが、毎年45万トンとかが輸入されていたと聞くと、食肉業者のモラルの低下は中国だけではなかったようだ。
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