チンオモウニ
陽気に誘われて雄しべと雌しべが外に突き出したのだ。
飛騨では”ねこねこおんぼ”というが、猫の尻尾から来ている名前。
雪が解けて、谷の川辺にこの花が咲き出すともう春はそこまで来たことを実感させてくれる合図である。
.
.
.
チンオモウニコウソコウクニヲハジムルコト、、、、、、
もう七十年以上前のこと、何度か聞かされた言葉であり、その当時は何のことかさっぱり分からなかった。
久しぶりに当時の自分たちと同じ年頃の保育園児がいっせいにしゃべっているのをテレビで見て驚いた。
これは教育勅語というものであり、戦後の歴史で否定されたものであったが、一部とはいえいまごろになって復活しているとは知らなかった。
それにしても、戦時中に言わされたこの言葉を自分らは聞くだけだったのだが、これを暗証できる子供の記憶力の凄さにただただ驚くしかない。
これを教えたと思われる森友学園の理事長はまだ、七十には手の届かない人であるが、どうしてこんなことを教えようという気になったのだろう。
戦前を懐かしむと言うだけではないはずだし、いまの天皇はこんな勅語を園児に言ってほしくないと思っているはずだが。
.
ともあれ、自分にも人から言われてことがこんなスムースに頭の中に入る時代があったのだ、高校のころまで「ここを暗記して来い」と言われれば、次の日は暗誦できた。
それに反して、いまの自分は右の耳から左に抜けてしまって、脳内には何もとどまらない。
この秋には免許証の更新になるが、ひょっとして「ボケの検査を、、、」と言われないか心配をしなければならない状況である。
| 固定リンク
コメント
星さま
私より年上の星さまたちは、何にもならないことをもっと厳しく教えられたと思います。
戦争の悲惨さを全然知らないはずの、、知らないかもいうのかもしれないけれど、籠池理事長、鴻池議員、安倍首相はなど、似非右翼は教育方針に感動したといってあちこちに圧力をかけて、日本を神の国にしたいのでしようね。
チンチンがどう思うとも
投稿: オラケタル | 2017年3月 5日 (日) 16時38分
教育勅語はもとより戦争が始まったら「天祐を保有し万世一系の・・・・・・・・宣戦布告の勅語まで暗唱させられましたが
ちんはおもわず屁をこいた なんじ臣民臭かろが お国のためだ 我慢しろ 鼻をつまんで御名御璽
もっと大事なことを覚えなければならない頃 これのほか軍人勅諭ヒトツグンジンハ・・・・・・・・もありました
そんな時代に覚えたことは出てくるのに今朝何を食べたか思い出せない昨今です
投稿: 星 | 2017年3月 4日 (土) 22時45分