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2017年3月28日 (火)

春の知らせだが

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高原川を挟んだ向かいの山、呼べば届くほどちかい

いまでこそスーパーカミオカンデで有名になったが、自分の通った小中学校はこの施設のほぼ真上にある鉱山社宅の子供だけが入っている大津山小中学校である。

標高800mと言う高地にあって、毎年雪が4m以上は積もるこの土地で、春一番の響きと言えば、400m下を流れる高原川を挟んだ向かいの山雪崩の音であった。

さすがに高山とはいえ、この時期になると地面も温められて、谷の上部から崩れた雪が地表の土砂を巻き込んで流れ下る音は、直線で3kmほど離れた社宅まで聞こえ、谷筋は茶色く染まった。

被害は人家も無いような急斜面なのでなかったが、その上流では雪崩の出る場所にはコンクリート製のスノーシェッドで半分トンネル状になった道路が続いている。

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那須のスキー場で雪山訓練をしていた高校生と先生が雪崩にやられて八人も亡くなったというニュースがはいった。

ワイドショーは、これが原因とか、あれができていなかったとか言っていたが、雪のことを知らない連中がどう言ってみてもと言う感が免れない。

雪崩には大きく分けて地面を削りながら崩れてくる”地こすり”と雪の上を滑ってくる”泡(表層雪崩)”があり、上記の雪崩は地こすりで今回の雪崩は泡である。

威力は落ちらがどちらとも言えず、山に登ると直径1mほどのモミの木が枝を綺麗に折り取られて雪の斜面に転がっているのを見たが、これは泡のせいであった。

この泡は、条件が整えば簡単に発生することがあり、自分も中学のとき、学校の上の山で雪だるまをつくろうと、雪を転がしていたときに暑さ4~50センチの雪の層が幅30mほど、亀裂が入って流れ下ったことがあるし、高校生のときスキーハイキングで大富の鉱山後に行ったときスキーの先端から雪が切れて滑り出し、下にいた同級生がその雪で押し流されてしまったことがある。

これらは、いずれも立ち木などの無いやまであったが、今回のは木の間をすり抜けてきたような説明だったので傾斜がよほど急だったかと推測される。

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いずれにしろ、事故の究明は地元のよく事情を知った人や専門家の意見で解明されるのだろうが、遺族の一人が言っていた「いい子だったが、親より先に子供が逝くという親不孝をした」と言うのを聞いて、その嘆きに涙してしまった。

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