
護国神社の鬱金桜が満開だと新聞が報じていたので、買い物のついでによって見た。
以前は、このあたりまでが散歩コースに入っていたので、ちょいちょい寄ってはいたのだが、一昨年あたりからなまくらになって散歩時間が短くなり、当然ここまで来ることはなくなっていた。
そして、今日も買い物のついでと言いながら、自動車で行くことにした。
行って見ると確かに満開ではあったが、自分同様くたびれてしまったのか花の付きかたがすくなく、花の付かない枯れた枝があり、木の根元も腐りが入っていた。
この調子では、自分同様あと何年かの寿命と見てとられ、、、、、ご苦労さんと幹に手を当ててきた。
鬱金とはハーブの一種ターメリックで染めた色合いを言うが、この花の淡い黄緑色と黄色みの強いウコン色との関係は結びつかない。
そうなると、自分の思い違いかウコンの葉っぱなどどこかにこんな色があるのだろうか。
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仕事で初めて海外に出かけたとき、現地で注意されたのは「世界では、物を盗むものも悪いが、盗みたくなるような環境を作るほうがもっと悪い。ということを念頭においてください」ということだった。
つまり、盗まれて困るものはそれなりの鍵をかけるとか、肌身離さず持っておけということであり、玄関のドアもたやすくは開けないこと、、、。
また、自分が経験した店では、買いたいものを注文すると売り子がレジに持って行き、レジで経営者と思しき人が品物と引き換えに現金を受け取る、、、つまり、売り子を信用していないそぶりさえ見られるな、日本の常識では計り知れないものがあった。
中国では、孟子の性善説と荀子の性悪説が闘われて来た。
人は根が善であるが世の流れに染まって嘘をついたり、盗みを働くものである。それに対して性悪説は生まれながらにして悪い根性を持った人間を教育で正しい人に育て上げると言うものであり、日本ではどちらかと言うと性善説を取りたがり、森友学園のように教育者はごまかさないと言う前提に立った、と言い訳している。
よく、海外で何か事が起きると、商店街を襲ったりして略奪が起きるというが、貧富の格差が大きくて日ごろから鬱憤をためていることもあるだろうが、宗教的事情もあるのかなんて思うこともある。
つまり、キリスト教やイスラム教のように一神教の世界では、他の宗教はもとより、宗派が違うだけで殺人や戦争にまで発展する。
日本でも近年、性善説を覆すような事件が多発している。
ベトナム人小学生が保護者会の会長に殺害されたのではないかと言う報道を聞くと、誰も信用できない世の中になってきた。
これも日本が欧米化したことの証明なんだとしたら残念である。
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