集団の力
一つ一つではたいしたことも無い花だが、地面一杯に広がると、集団の力といったものを感じさせる。
昨日までの雨にも耐えて咲いているのだが、まるで「そんなこと無かったでしょう」と、言いたげに見えるのは、地面一面を覆って土が流れたような形跡も見させないところにある。
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四月に入ってツバメを見たと思ったら、ウグイスの初音も聞いた。上手に鳴いているところを見ると、かなり前から練習をしていたことになり、ケキョケキョケキョと谷渡りと言われる囀りさえ聞こえてくれば、巣造りの準備に入っているのかもしれない。
先日動物園のチンパンジーを写していたテレビを見ていたら、チンパンジーの子育ては本能によるものでなく、親から学習して憶えるものだといっていた。
たしかに、親が子育てを放棄したため、係りの人が家に連れ帰って授乳から離乳食まで世話をして成長させる話しを聞く。
白熊なんかもあったなぁ、、、。
それに反して、鳥たちはカナリアや文鳥のように人に飼われて何世代も立つのに子育てを忘れない。
この差は何処にあるのだろうか。
スズメからトンビまで野鳥の世界において、子育ては本能でしているようにしか見えないけれど、どうなんだろう?。
短命な鳥の場合、巣造りは習わないはずだし、自分の食事に優先して雛に餌を与えたいと言う気持ちが何処から来るのだろうか、、、、、
aそういえば、鳥の中にホトトギスなど計画的に育児放棄をしているのがいるが、これも、本能のひとつだとすると、これを考え付いた最初の鳥はどんな鳥だったのだろうか。
これまたおもしろい。
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