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2017年4月 2日 (日)

名残り惜しいは

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孫の家の隣に庭に花韮が咲いていた。

すこし、青みのかかった白い花は小さな植木の陰に隠れていたためもあってか寂しげな感じがする。

草からは韮に匂いもするようで、花の咲く韮と名づけられたが、韮の花とは全然違う咲き方からも分かるように全然関係の無い草である。

この花の印象から花言葉は「悲しい別れ」といい、。摘んで人にあげる花ではないそうだ。

しかし、そんなことは人間の勝手で、花には関係の無いこと、、、、

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今日は、孫が両親と一緒に福井の大学に進学するため、親子で荷物を車一杯に積み込んで向かう。というので、見送りに行った。

この孫も、ほかの孫同様自分が病院以外では一番に産湯を浸かわせた子であるが、はいはいも出来ないくらい、八ヶ月のときから我が家に一人でお泊りをした変わり者であり、最後の孫になっただけに一入の感がある。

自分の場合、中学卒業と同時に寮暮らしをし、十七歳から仕事をしてきたのだが、この孫を見ると自分が寮暮らしをしたときはこんな感じだったのかな?なんて思ってしまったが、お別れの記念にと一緒に並んで写真を撮れば、すでに自分身長より15センチは高くなっていることに驚く。

とにかく、父親が当直開けに帰ってきてからすぐに旅立つと言うので、八時に孫の家に行き旅立ちの支度をぼ~っと眺めていた。

十時、あわただしく、父親の自動車に乗って向かう孫を見て、昨日は「近所に聞こえるくらいでっかい声でバンザ~イって叫んでやるぞ」とからかっていたが、涙を抑えるのがやっと、、、

名残惜しいはおたがいさ 涙は門出に不吉だよ

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