四方八方に
四方八方に筒状の花を向けて、我ここにありと蝶々を誘っている。
江戸時代に日本に入ってきたそうだが、人の手から逃げ出して、川原などに群生すると川原一面赤いじゅうたんを敷いたようになることがある。
何も栄養分などなく、日照りのときは熱く焼けた石ばかりになる苛酷な環境もものともしないで繁殖する生命力はたいしたものである。
名前の由来は、その茎にねばねばした分泌物を巻きつけて、時には蟻んこなどが日干しになっているところから付けられたようだが、虫を捕まえても消化して栄養分にすることがない事から、ほかの”ムシトリ”が付く草とは違うようだ。
でも、虫を花に登らせないようにしているのか謎だという。
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今日の地方新聞の一面の大見出しは十四歳中学生の藤井四段がプロデビュー以来負け無しの二十九連勝を果たしたことであった。
いつもは事件、事故や不祥事が一面を飾るのだが、こういう明るいニュースが一面を飾るのはめずらしいことである。
最近になって、陸上、卓球、フイギュアースケートなどを始め十代の若い人が活躍する面をよく見る。
むかしから、「十で神童 十五で才子 二十過ぎればただの人」なんて言うが、彼らはまさしく神童であり、二十過ぎてもただの人にはならないと思う。
しかし、あまりにも早く大記録を作ってしまうと、燃え尽き症候群と言うのがあるそうだが、長く将棋界にとどまっていられなくなるのではと余計なことさえ考えてしまう。
いままでも、特別な才能を持った若い人がいたが、こう、若い人がどんどん活躍すると言うことは、押し出されるように先達が若いうちに引退を余儀なくされると言うことである。
そして、日本のスキージャンプのようにレジェンドが活躍するような部門では若い人が育っていないということになり、いずれ、低迷期どころかなくなる可能性さえでてこよう。
その一方で、将棋の世界のように十歳代から七十歳代の棋士がいる乱れて戦うと言う世界では、棋士生命も長く藤井四段も長い長い戦いの緒についたばかりである。
この先どんな人生を歩むのか、、、、、このまま順調に進むとは思われないし、時にはスランプに苦しむこともあろうかと思うが、自分の歳ではそう長くは見られない。
おっと、自分も将棋の駒の動かし方ぐらいは知っているが、なにせ、昼の食事の後、二番くらいは指すという早差しでは何手も先を読むと言うこと無し。
とにかく直感将棋ではとてもとても、、、、、
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