恋の駆け引き
午前中断続的に降っていた雨も上がり薄日さえ差すほどの天気になったので、家の周りを散歩してみた。
湿気が強くすこし歩いただけで汗ばむ陽気だった。
ここ最近本格的になった梅雨空のもと、野菜も急激に生長しているが、雑草も同じように伸びていて、その代表でもある畑の周りの”藪枯らし”などは地味ながら花を咲かせ、丸い実までつけている。
その蜜を吸いに来たのか、交尾相手を探しに来たのか、花に止まっていた先着のナミアゲハに後ろからもう一頭のナミアゲハが近づいてきた。
素人ながら自分の目には先着が雌で、後から来たのがオスのように見えた。
すると、先着の雌は雌はまるでじらすかのようにすこし飛び上がっては藪枯らしの平らになった花の上に舞い降り、三回ほどそれを繰り返したあと、連れだって上下しながら遠ざかっていった。
そのしぐさを見ていたら人間も同じように見え、命あるものすべてが雄をじらしながら誘惑する雌が一枚上手なんだなと思ってしまった。
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最近テレビを見ていると「昭和はよかった」と礼賛する番組が多いことに気づいた。
これは、昭和30年代から以降のことのようで、初期の軍国主義や敗戦という暗い過去には目を向けていない連中の言うことであろう。
(もっとも、安倍首相をはじめ右翼思想の強い人は、また別であろうが、、、、)
その昭和の後期になるが沢田研二の「カサブランカダンデイ」と言う歌の歌詞の中に「ボーギー ボーギー あんたの時代は良かったね 男がピカピカの気障でいられた」と言うのがあり、一時代前の銀幕のスターハンフリーボガードの時代を懐かしがっていた。
二~三日前そのハンフリーボガード主演の映画をBS放送で連日写していた。
その映画はいずれも白黒映画であり、文字通り銀幕のスターであった。
たしか、これらの映画は昭和30年代初めのもので、当時自分も見たことがあるのだが、忘れてしまっていた。
今になってみると、そんなにたいしたことのない筋書きであるものの、なぜかひきつけるものがあり最後まで見てしまった。
ただ、いつの世も「むかしはよかった」というのが常であり、それを言う人は年寄りであるといわれてきたが、少しでも戦中を知る身には「昭和は良かった」と一包みして欲しくないものがある。
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コメント
星さま
「戦争に負けた責任者」ひょっとするとそうかもしれませんね。
なにせ、毛沢東、スターリン、金日成は仲間を何万人と粛清し、アメリカ大統領もベトナムで、イラクでアフガンで戦死者を出しているが、勝者ゆえに裁かれていない。
日本でも政府を見方にして東電経営者は無罪を主張している。
あ~あ~
投稿: オラケタル | 2017年7月 1日 (土) 21時30分
ホントかウソか知りませんがエジプトで発掘された文書に「昔は良かった」
「今の若いものは・・・・」と記されていたとか。
若い人の素朴な質問「戦犯って戦争に負けた責任者?」
肩書好きな女房を制御できない男が一国の舵を取るとはおこの沙汰。。
投稿: 星 | 2017年7月 1日 (土) 19時55分