花言葉は絆
昼顔の花は淡いピンクの綺麗な花だが、一度進入するとその根を除去するのは難しい。
朝顔に似た綺麗な花でありながら園芸種になれなかったのはそんなところにあるのかもしれない。
その根の絡み合った複雑さ、退治するのが難しいところからか、花言葉は”絆”だという。
良いイメージに使われた絆も、この花の花言葉だと言うのは、なんか複雑な思いがする。
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今日は先の大戦でポツダム宣言を受諾して全面降伏をした敗戦記念日である。
例によって歴代政府は占領軍を進駐軍と言い換えたように敗戦を終戦と言い換えてこの日を追悼の日とした。
まあ~、臥薪嘗胆ではないが、いつまでも執念深く負けたことを肝に銘じて、復讐の念を強くすることより良いのかもしれないが、ときどき、日本軍は強かった、兵器は優秀だったなどという類の言葉を聞くと、、、、、、、そりゃ違うと言いたくなる。
とにかく、戦後七十二年もたつとあの戦争を記憶している人は日増しに減っていく。
幾分でも記憶にあるのは自分たちが最後であり、それ以下の歳の人は戦後の食糧難さえ知らないのは話しをしていてわかる。
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七十二年まえの今日、北アルプスから流れ下る高原川が深く削った川岸の茂住という小さな集落でも空が高く暑い日であった。
雑音ばかりが大きいラジオの前で、意味の分からない玉音放送を聴いたのを憶えている。
先日のテレビのなかで、戦後すぐにアメリカのジャズが蔓延したことなどから、「日本人の変わり身の早さ」を批判していたが、軍や政府に押さえつけらて鬱屈していた空気が開放された喜びと取れなかった人の言葉だと思って聞いた。
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