アルプス越えならず
日の沈まんとするひと時空は真っ赤と言うよりどす黒い血のような色に染まったあと、黒く沈んでいった。
明日の晴れを予告する夕焼けであるが、逆に不気味なものさえ感じるような夕焼けであった。
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ふらつきながら進んできた台風は、日本アルプスにさえぎられてか進路を北にとって富山県に入っていた。
さしずめ、ハンニバルやナポレオンと違って、アルプス越えならずといったところだった。
朝いつものように五時に目覚めておき、テレビを入れてみるとそんな状況が見て取れた。
昨日午後に入って和歌山県に上陸した様子を見て、久しぶりに自動車を高台に移し、雨戸を閉めて台風に備えてみたが、予想とは大きく違った方向にそれて行ったのは、台風の頭を引っ張る偏西風が無いためのようで、こうした後押しが無ければ山川を越えて突き進むと言う風にはならないようである。
おかげで、自分としては良いほうに転んだわけだが、日本全体としてみればプラスマイナスゼロ、、、、、、、。
ただ、五時半になって台風が能登半島に行ってからも、わが家のテレビは家の周りのチ地区に避難準備の警報を出していたがあれはなんだったのだろうか。
もしかして、居眠りをしたため警報の解除を忘れていたのかと勘ぐってしまったのだが、、、、、、
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コメント
よしこさま
台風五号の被害被害ばかりでなく、なんでも自己中心に考えてしまうことを、ときどき恥ずかしくなってしまいます。
確かに避難せよと言われても出来ない人。地域の皆さんに助けを求めよ、といわれても ね~
避難準備の地区の中には北安東 城北などとともに、その周りの地区が細かく出ていたのでどういうことなのか不思議でした。
投稿: オラケタル | 2017年8月11日 (金) 21時44分
こんばんわ。
先日は、温かいコメントありがとうございました。
こちらこそご無沙汰してしまって申し訳ありません。
迷走のしかも、大きな災害をあちこちもたらす台風は、高齢者にとっては大きな負担になりますね。移動のしにくい高齢者は早く避難所へと言われますが、行くのも大変、行ってからも大変なので、自宅待機しかないなあと思っています。
今回は警報解除は次の日のお昼ごろでしたか、ちょっと間の抜けた感じの解除でしたが、井川の方は大変だったようなので、仕方ないのですかね。
投稿: よしこ | 2017年8月10日 (木) 22時36分