高齢者
常緑の葉っぱに艶があることから、艶蕗といわれたとか、葉が厚いところから厚葉蕗と言われたとか諸説あるらしいが、花の形からいって蕗の仲間ではないことは確かである。
春の花はタンポポなど黄色がかった色合いで温かさを強調しているというが、ツワブキもさぞかし温かいようで、冬篭りをはじめたはずの虫もつかの間の栄養補給に立ち寄っていた。
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「高齢者の方はこちらのエレベーターで三階に行ってください」
「おい、ここでも高齢者かい」「病院に行っても高齢者、高齢者って、、、」
「いまに後期高齢者免許って言われそうだよ」と一緒に検査を受けるご同輩の愚痴が高まった。
今日は自動車運転の免許証更新の第一次試験とも言うべき認知症の検査のため自動車学校に言って来た。
最近は認知症の年寄りの事故が増え、その自己も重大化してきたことから、今年から、さらに更新が難しくなり三万人の人がすでに免許書を返納しているそうだが、この検査が大きな影響を及ぼしているのは間違いないだろう。
で、自分も三年前にはほとんど同じ検査を受けていたのだが、そのときはすこし記憶力が低下しているという判断だったので、今回も同様の判断か、もしくはもっと悪い結果になるかと心配していた。
もっとも、自分ながら頑固な性格だから身内からいわれると素直に受け入れられないので、あまり悪い結果になればこれで矛を収めようという気もあったのだが、前回と同じような検査だったので、要領がわかっていたというか、試験慣れしていたせいか、前回よりもよい成績がとれ、「問題ない」と言う判定をとることができた。
次回は、ほかの機能と実地運転があるようだが、今日の判定は本当にうれしく、帰り道は鼻歌交じり、青い空がより高く日差しが温かく感じられた。
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