貧乏と律儀が減って
山の畑のすぐそばに十本くらい育っているのだが、誰も植えたものはいないそうだ。
茶色い苞に包まれた塊の中からポロリポロリと言った感じで白い花を咲かせているが、まったく目立たないので気がつかなかったのだ。
この花も来年五~六月に賭けて小さいながら甘い実がなるのだが、だれも世話をする人が無いのでわれわれ老人がすこし、後は小鳥の餌になるのだが、、、、
しかし、不思議なのは今咲いているインゲンの花は虫が仲介しないので実に成らないのに、なぜ、枇杷は実をつけるのだろうか、メジロなどの気配もないのだが
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今年も後わずかになったので正月頭にするため床屋へ行って来た。
昔の人は、新年を迎えるに当たって必ずといっていいくらい床屋へ行くことだったが、最近ではその風習も途絶えたようで、床屋も混みあうことが無くなった。
しかし、床屋談義は相変わらずさかん。
今日の話題は、高尚にも日本の未来を心配する?というもの、、、、「今年 人口が40万人も減っているんだってさ、、、」
「四十万人~ 静岡県の富士市辺りがすっぽり消えてしまった勘定になるのかね」
「そして、この数がしばらく続くって言ってたよ、、、」
「そうなるとこの先どうなるんだろう」
我々が心配してもどうにもならないのだが、こんな話しが床屋で出るほど深刻な状態になってきたようだ。
我々が子供のころは、人口がどんどん増えて”産児制限”なんて言葉がはやっていたのはことわざにある「貧乏人の子沢山」とか「律義者の子沢山」といった類の言葉だったが、どうやら、貧乏と律義者が減ってきた証拠なのだろうか。
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