桜 天に登る
桜前線北上中という字を新聞などで見かけるが、今どの辺りにまで行っているのだろうか。
きのう、安倍川の上流に行って見たら山の尾根近くの桜とおぼしき花が咲いていた。
標高にして700mくらいの高さとみた。
あの高さと周りの杉から察するに、桜なら人が植えたソメイヨシノではなく山桜ではないかと見たがまるで、桜前線天に登るといった風情さえある。
なにせ、かなり離れた場所からの花であり、、、、、まさに、かすみか雲かといった趣きさえ感じてしまう。
そういえば、標高400mから800mになる鉱山の祭りは四月二十三日と決まっていたが、丁度このころは年によってすこしさ差があったが桜吹雪に神輿が練り歩くさまは幻想的な思い出として残っている。
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先日娘婿から「ばあさんいるかい」と電話がかかってきたので「居るよ」って返事したら、「二枚とって置いたからね」という。
何のことか分からなかったが「あいよ」とだけ返事をしておいた。
それが、連れとその友達が行く予定の「前川清ショー」の切符だった。
そして、その友達が都合が悪くなって代役に自分が行くことになった。
前から12列という絶好の指定席だったので予定時刻すこし前の午後1時半に到着してみると、いずれも高貴高齢者とおぼしき人々がわんさと詰めかけており、その人たちにもまれながらゲートをくぐった。
ショーは、今では古手の歌手なのでかなり知った曲ばかりだったので、耳に心地よかった。
そして、感心したのはピアノとドラム、サックス、ギター二人の計五人のバンドでよくあんなに音響効果が出せるものということであり、もうひとつは、同行の”おんながた”、、、名前を紹介したがわからなかった、、、、
その”おんながた”の踊りが綺麗で見入ってしまった。
”おんながた”のおどりは梅沢富美男の妖艶さとは違って細身のすっきりとしたスタイルであったが、踊り一つ一つのしぐさは日本人形みたいに優雅にきまっている。
ただ、一般にいう日本舞踊とはすこし違うように見えたのは、表情やしぐさに重点を置いた踊り方のせいだったのかと帰ってから感じている。
でも、久しぶりに楽しい時間が過ごせたと娘むこに感謝している。
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