満天の星
こんな小さな口なかに雄しべ雌しべをもっているのだが、どうやって交配しているのだろうか。
細い枝先に白い花をいくつもぶら下げている様子を星に見立てて”満天星”と書いてドウダンツツジと読ませるのは凄い当て字と思っていたが、もともとは燈台躑躅から出来た名前だという。
燈台と灯台。すこし違うはずだが解説はごっちゃになっていた。
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仕事も終わり、いたずらに馬齢を重ねること十数年、最近では、家族のこと、交友のこと、仕事中の失敗など嫌だったことはかなり忘れてしまった。
そして、楽しかったことも同様に忘れてしまった。
忘れてしまうと人生ってものは本当に短いように見えてきて、十年や二十年前のことが、やっとこの間のことのように思えてくる。
歳を取るにしたがって年月の過ぎ去るのが早くなるって言うのはこのことであろう。
もうすぐ八十歳になろうとしているのになんだか、アッという間の人生、道半ばで達成感と言うものもなくなってしまった。
年年歳歳 花相似たり 歳歳年々 人同じからず というが、全てを忘れてしまえば、人も年々変わることが無い。
「暑いね」「寒いね」を繰り返して時は過ぎていく。
”地上の星”と言う歌の出だしにこんな歌詞がある。
風の中のスバル 砂の中の銀河
みんな何処に行った 見送られることも無く
結局老兵は、拠りどころを忘れられてしまい、今では好々爺となりはてぬ。
いや、好々爺を演じることでかろうじて世間とのつながりを維持している。
我を張って嫌われると孤独死が待っているとも限らないから、、、、
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コメント
星さま
本当にお久しぶりです。
お元気そうで安心しています。
それにしても、八十八歳まで元気だったとは驚きです。
よく年上の人から、あんたの年くらいまでは元気だったよと言われますが、私も年下の人にそんなことを言います。
でも八十歳にはなっていないので、星さんたちからみれば、、、、なに言ってるかってことでしょうね。
これからもちょいちょい、立ち寄り、一言お願いいたします。
投稿: オラケタル | 2018年4月17日 (火) 21時25分
おひさしぶりです
米寿を迎えるまではすこぶるつきの元気でした
免許を返納したとたん夫婦揃ってあっちこっち具合が悪くなり その忙しい事
病院巡りだけでなく 電球交換までお願いせねばならず
連れ合いが急に激しい痛みを訴えるので救急車を呼ぼうとすればば番号を思いだせず 117を押してみたり テレビを見ても面白くもなく(むしろ腹立ち奥歯をかみしめるにも入れ歯では如何ともなしがたく)孤独死なる活字を見れば「誰でも死ぬときゃ孤独じゃ 集団死は事故か戦争やないかと 心の中で毒づいたり
オラ ケタル様の相変わらず鋭いコメントと見事な写真に感嘆しつつ お返しのコメントがピリッとせず楽しませていただくのみで申し訳なく思っています
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投稿: 星 | 2018年4月17日 (火) 20時33分