自分のところだけは
平安時代末期に後白河法皇というその時代のとてつもなく陰険な権力者がいたが、その法王が「自分の思い通りに成らないのはさいころの目と賀茂川の水と山法師」だったと嘆いたという話が残っている。
日本の最高権力者が、日本全体のことをそっちのけにして目の届くところにしか興味が無かった現われであろうか。
そして今日、豪雨と長雨により全国の河川とともに賀茂川もかなりの出水で濁流は堤防を越えそうな勢いを示している。
.
昨夜来ときどき激しく降る雨の音に裏の川の状況が心配になり外に出てみたが思ったより水かさが低かった。
しかし、テレビの画面の左下に静岡県の降水量を示す画像を見ると、浜松から静岡市内にかけて赤い線がつながっていた。
「これが最近あちこちで集中豪雨を連続的に降らせる線状降水帯ってやつか」となると、これから大雨になるのかなと身構えて待っていた。
しかし、幸いなことに二時間もそんな状況が続いたのに雨の量はすくなく、気宇に終わった。
こんなときは、まるで先日批判した日本外交みたいに「自分のところだけは勘弁してください」と言う気持ちになったけれど、、、、
”とくダネ”の小倉メインキャスター達と違って、影響力はもちろん権力も何も無い身だから許してもらえるだろうか。
| 固定リンク
コメント