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2018年7月 7日 (土)

大雨考

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激しく降る雨はアスファルトの路面を叩き跳ね返っている。

ここ三日ほど日本列島に居座り続ける梅雨前線からの豪雨は、各地に激しい被害をもたらしているようで、死者 行方不明者は合わせて百名にもならんとしているようだ。

今日のニュースでは、ふるさとの岐阜県でも1,000mmを越す雨が降った地域もあるとのこと、何とか人命にさわることの無いことを祈りたい。

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そのむかし、”土方殺すにゃ刃物はいらぬ 雨の三日も降ればよい”と言う文句があり、土方に限らず戸外で働く人たちに言い換えて使われた。

日銭払いが主であった当時の職人はその日暮しの稼ぎは貯蓄にまで回すほどの賃金にもならず、当時は貧富の差が大きく先の希望が見えなくて自堕落になってしまう原因にもなっていた。

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昨日、オーム心理教の幹部で死刑判決の出ていた人のうち七人が一斉に処刑された。

自分の知る限りではこんなに大勢が一日で行なわれたのは初めてである。

どうして、こういう事態になったのだろうか。主犯である麻原死刑囚は当然であったろうが、他の死刑囚も同じ日と言うのはいかがなものかと思ってしまった。

これでは、昔流にいう赤穂四十七志と同様であり、ボスに対する殉死に近い形態になっているような気がする。

事件当時二十代から三十代にかけての青年がなぜこうしたオカルト宗教にのめりこみ周りが見えなくなっていったかと言う過程がわからないままだと言う話しは聞くに値すると思う。

人間形成がまだできていない時期、とくに、勉強一筋で来た若者には社会に出てはっとした瞬間に入った知識は真理のように写るというのは判る気がする。

自分も二十代はじめに見たマルクス論には感動した記憶があり、共産党には入らなかったが社会党左派くらいの思想にかぶれた時期があり、いまだに保守系と言われる考えに受け入れがたいものがある。

そして、まとめて死刑にしたことは、オーム心理教の思想が忘れられたころ、鎖国時代はじめに処刑されたキリスト教徒の長崎の二十六聖人や白虎隊にならって、2018年7月6日は七聖人の日なんていわれるのかもしれない。

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