立ち居振る舞い
富士山麓の小田貫湿原に咲いていた花だが、一本の茎にしたから順に黄色い花を咲きあげていく。
漢字では雄宝香と書き、華やかな花の色を黄金色に見立ててつけたようだ。
金運がつけばよいのだがこの花にはそんなご利益も無いようで、、、、
.
.
「要は歳をとったら立ち居振る舞いに気をつけろってことだよ」と声高にいう御仁がいた。
「歳をとるとね、自分では判らないけんど、足が上がってないんよ。そんでもって畳の縁にまでけつまづいてしまうんよ」
確かにそうだ。しかし、それが立ち居振る舞いとは思ってもいなかった。
「階段なんども上がり降りするときはつま先に目をやって、確かめながら歩かないと、骨を折って寝たきりになってしまうからな。そうなったらもうお仕舞いと思って覚悟することだね」
「歳をとったと感じ出したのは八十近くになってからだに、、、去年までなんとも無かったことが出来なくなり、次の年はもっと出来ない、段々下がりよ」
いちいち心当たりがある。この先段々下がりの階段を降りていくんだろうけれど、転んだらお終い、、、、もっともだ~ もっともだ。
| 固定リンク
コメント