安曇野で
気温十七度としばらく経験したことのない朝の空気を感じながら飛騨を後にし、安曇野に入った。
時間はまだ十時一寸と今晩宿にする義弟の家に行くのはまだ早すぎる時間なので、安曇野にいくつかある美術館を見て行こうということになり、前から気になっていた”いわさき ちひろ美術館”にむかう。
しかし、地図を見てもはっきりしないのでカーナビに案内してもらったが、意外と遠いことに気がついたのは、初めての道だったうえあちこちと細い道を走らされたためかもしれない。
カーナビも自分のように知識を披露するため、少しでも短いコースを取ろうとしているようだ。
ようやく着いた美術館はかなり広い敷地にあり、個人名を冠した美術館にしては広いなとおもったら、松川村が管理しているためだった。
まず、入場券売り場では、六十五歳以上の年寄りに割引制度があって、自己申告で割り引いてもらったのは、見るからに老夫婦という証明だったのかもしれない。(この辺は静岡県の美術館と違うところ)
入場してみると館内は明るく展示室には何度も見慣れた絵が飾られておりエントランスには切り紙細工が飾られているなど子供を生涯のテーマとして書き続けた作者の人柄が出ていた。また入場の際渡された小さな札は、外に出ても再度入場が可能ということで広い芝生の庭園を散策することが出きた。
安曇野に入ってから日差しはきつくなっていたが、いわさきちひろ美術館を出るころには、気温も三十度越えをしており今朝方の涼しさがこいしくてたまらなくなった。
それでも、昼もすこしまわったころご飯にしようと、美術館を出、大王わさび園に立ち寄り食事をし、休憩を挟んで、今度は”碌山美術館”にむかう。
碌山はここ安曇野生まれで始めは絵を描いたようだが、のちにロダンに師事して近代彫刻の扉を開いた人といわれいる。
この美術館も判りにくいところにあり、教会風の建物を目当てにようやく探し当てた。
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