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2018年9月15日 (土)

ハミズハナミズ

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「ハミズハナミズ」という言葉を最初に聞いたときには何かの呪文かとも思った。

漢字で「葉見ず 花見ず」と書いて彼岸花科の花だといわれてやっと理解できた。彼岸花h花が咲いているときは葉っぱが無く、葉っぱが出ているときには花は終わっているのでそう言われているという。

いま、田んぼの周りや草原を赤く染め出している彼岸花と時期を合わせるかのように庭の片隅にピンクの花が咲き出したが、この花の名前はわからない。

いつ誰が植えたのかもわかららないが、ほとんどタマネギと同じくらいの大きさの球根を、土の上に半分ほど出して毎年何本かの茎を立てて開花している。

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先日テレビで「なんでもかんでも名前を付けなければ気がすまないのが人間である」といっていた言葉を思い出した。

昭和天皇も「雑草という草はありません」といっていたことも同様である。その伝からいうと上の花にも名前があるはずである。

そのむかし、アンデス山中で仕事をしていたとき花を見て現地の人に「ケ セスト?」と聞いたところ「エス フローレ」と答えた。

「ふーん、フローレという花か」と思っていて、次の花に同じ質問をしたらまた同じ名前が帰ってきた。

そこでようやく彼は花の名前など興味が無く、全てスペイン語の「花」でひとくくりにしているのがわかってがっかりした。

同じように、マダカスカル特有の固有種である”アイアイ”は動物学者が現地の人に指差して聞いたら「アイアイ」だと答えたのでその名前にしたが、現地の言葉で”アイアイ”は知らないという意味だったそうだ。

なんでもかんでも、名前をつけたがるのは自分は知識があると思っている人のことであり、生活に関係なければひとくくりにするのが、、、、、、、、

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