天高く
天高く馬肥ゆるの秋、空には青さにとけもむかのような半月がかかっている。
あまりにもさわやかな風を受けて、家の中でじっとしているには難しく、広野の海岸公園に行って来た。
空は秋特有のまき雲がかかり、日光をすこし和らげていてくれたおかげで、芝生を散策するにはちょうど都合の良い天気であり、先日の台風で波しぶきがかかったと思われるすこし丈の高い草が変色して萎れかかっているのも苦にならない散歩道である。
今日はウイークデーなので子供もほとんどいない中、難破船も本当と思われるくらい静まり返っていた。
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今年もノーベル賞に日本人が輝いた。
本庶佑さん、文化勲章をすでに受章している人ながら全然知らない人だったが、ガンの高価な薬であるオブジーボに関係していると聞くと大変な人なのだと認識させられた。
各ワイドショーは、早速引っ張り出して質問を浴びかけていたが、一番耳に響いたのは「教科書を疑え」という言葉であった。
まさに、京都大学だなって感じがした。ものを覚えるだけの秀才が集まっている東大ではこういう言葉は出てこないとおもう。
教科書や常識をを疑うということは、ガリレオのむかしから「地球はまわっている」に通じるものがあり常識に凝り固まっている人には無い発想であろう。
しかし、これでまた人の寿命が延びたとしたら、死ねない世の中になっていくのではなかろうかと余計な心配をしてしまう自分が居て複雑である。
先日無くなった樹木希林さんの出たコマーシャルではないが、「死ぬときくらい好きにさせてよ」っていうのがあったが、、、、、
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毎日毎日をボーっとして生きている身としてはチコちゃんに叱られそうで
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