もれいずる
もれいづる 月の影のさやけさ
秋の土用に入って急に冷たい風が入り涼しさも一段と見に感じられるようになった。
気温が二十五度を超えれば暑いといい、十五度を割れば寒いといいだす。人間とは、本当に環境に耐える力が無い生物だと感じてしまう。
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いま、建築業界はKYBの免震装置のデーター改ざんにゆれている。
なんでも、この装置の市場占有率が70%にもなるこの業界ではトップ企業だそうだ。
建築業界では以前にも姉羽一級建築士の構造計算書の偽造、東洋ゴムの免震装置、旭化成のくい打ちデーターのごまかしなどがありそのつど世間を騒がしてきた。
そのほか、データのごまかしは自動車産業にも沢山あって姉羽一級建築士以外はいずれも株式を一部上場する大企業で行なわれたものである。
日本製品は品質において世界一流だという話しは過去のものになりつつあるのだろうか。
以前に政治は三流だが工業製品は一流だと威張ってきたが、こうも不祥事が出るようになったのはどうしてなのだろうか。
その原因としてあまりにも早急に成果を求めすぎるところから出ているようにしか思われない。
この調子では、ほかにも調べればびっくりするようなものが出てくるかもしれない。
何かといえば中国の製品を笑っていたが、その指は日本にも向けられるのはまちがいない。
秋も深まればさらに寒さは増してくる。
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