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2018年12月31日 (月)

早寝で

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逆光がまぶしくて物みな黒く染まってしまう中薄の穂がかろうじて白くかがいている。

今年最後の夕日がいままさに沈まんとしていると思うとなんとなく神妙な気持ちになるから不思議。

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a早風呂に入って入念に今年の垢を落とし、準備が出来次第すこしお神酒をきこしめ、ぶりの切り身を焼いて食べれば大歳の行事は済んでまたひとつ歳を取った。

今年を表す漢字は「災」だったが、個人的には夏の暑さ以外にはまずまずの一年で過ごせたのかな?、なんて思う。

感覚も鈍くなってきているのかもしれないが、小さなことにとらわれることもなく、従来のいい加減さが功を奏しているようで、夜寝られないと言うこともないのはありがたいことであった。

夜もふけて年末の紅白歌合戦は今年も見る気がしないし、ほかの番組も若い衆が「きゃ~きゃ~」わけもなく騒いでいるばかりですぐにスイッチを切ってしまえばすることもなく、、、、、、、、早寝をするとしよう。

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2018年12月29日 (土)

仏頂面で

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青く澄み切った空からは、日本海側の大雪が想像できないが、テレビでは大陸からの噴出している寒波の流れを伝えている。

いつもこの時期になると思い出すのは、昭和二十年代の大雪である。

当時はいまより寒冷な気候だったようで早いときは十月に初雪を見た年もあったりして年末のこの時期はかならず雪が積もっていた。

このときは高山本線はどうにか動いているようで、飛騨と富山の国境付近の猪谷駅には名古屋方面の紡績工場から正月休みに入った子供たちが帰ってくるとの知らせが入る。

自分の家でも三歳年上の姉が午後に到着すると言うので、親に言われたのか自発的だったのか憶えていないが、鉱山社宅のある標高800mの大津山社宅から標高400mの国道四十一号線の降り、そこから8kmほどはなれた猪谷駅まで徒歩で迎えに行った。

このころ、国道とはいえ雪が積もりだすと交通機関はすべてがストップするため、土産などの膨らんだ荷物を一人で担いでくるのが難しく、どの家でも兄弟や親が迎えに行ったものだった。

たぶん昭和二十七年か八年だったと思うがその年も積雪40センチくらいあったのだが、あいにくと自分らのほかに誰も行く人がいなくて、雪を掻き分けながらっ途中まで来ているのでは、、、、、と歩き出した。

ところが何処まで行っても出会えず駅まで行くと、列車は遅れているとのこと、やきもきしている時間の長いこと、、、、、、

ようやく、遠くのトンネルを抜けて汽笛を鳴らす蒸気機関車の音を聞いたときには涙が出てきてしまった。

改札を出てきた姉を見たとき涙を見せないため、仏頂面をしていてが涙のあとを見破られていたことと思う。

荷物を背負って弟と三人で家に帰り着くころはあたりが暗くなっていた。

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2018年12月28日 (金)

正月準備

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予定に違わず今年一番の寒気が入ってきて晴天の朝は放射冷却もあってかなり冷え込んだようだ。

このごろ夜中のトイレもなくなり、朝の目覚めまでぐっすりと寝ているため、ごく寒いという感じはないのだが、日が当たり始めたところでは湯気のように靄が立ち込めているのは、、、、、もしかして霜でも降りていたのだろうか。

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今年も押し迫ってきて急に慌ただしくなってきた。

「もう二人だけの正月だから、何にもしなくていいよ」って言っていたけれど、テレビに煽られるかのようにして、あれもこれもと言い出した。

今では誰も持ってこないカレンダーとしめ縄を買い、たまった古新聞でポイントを貯め、浅間神社で中麻を、、、

午後から神棚と仏壇の掃除する間に、連れはタツクリを造りながら餅つきの用意をする。

餅つきといっても電気餅つき機でわずかに二臼だけのことなので造作もないのだが、以前のように餅つきを囃す孫もいないのでただただ淡々と、、、。

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2018年12月26日 (水)

寂しい

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誰が植えたのか草原に一本のひまわりの花。

季節はずれのひまわり、朝夕の寒さは暖国静岡でも日中は別にしてかなり厳しいものがあるだろう。

写真では比較するものもないので分からないが草丈も50センチには満たない矮小なひまわりは健気というより寂しいと言った雰囲気を漂わせている。

天気予報では明日あたりからこの冬一番の厳しい寒波が押し寄せてくると言われているが、、、、、、、何処までたえられるのだろうか。

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今日の新聞によると、アメリカのトランプ大統領を支えてきたメンバーのほとんどがその下を離れ、本来ならクリスマス休暇をとっている時期なのにまだ執務室にいて孤独を囲っているとのこと、、、、、、、

自分の気に入らない報道は全てフェイクニュースで片付けてきた大統領にしてみれば、気に入らない閣僚や関係者を全て「お前は首だ!」と切り捨ててしまった挙句の孤独だから仕様が無いといえばそれまでであろう。

アメリカのことしか考えない人は、政治を行ううえでも身内のものしか考えないのではないだろうか。

来年はどんな年?   ”猪突猛進”トランプ猛進となったら恐い年になりそうだ。

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2018年12月25日 (火)

群雀

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”群雀”雀が群れているさまを言う言葉だけだと思っていたら、そういう名前の花があり春の季語だという。

小鳥のほうから来た言葉なのに、、、、、、、、

午後の麻機田んぼは風もなく耕作放棄地に冬枯れのイネ科の草が茂っていた。

その一角に餌になる種を求めてスズメが数十羽群がっていた。

最近では競争相手のムクドリに体力負けをしてかなり数を減らしているとのことだが、さらに食物が減る時期を前にして少しでも腹を膨らませ体力を保持しておきたいと言う気持ちからであろうか、大集団を作っていた。

用心深い鳥のことだから、こんなに集まらなくても危険を察知する目はあるはずなのだが、人間が近寄るたびに過半数は飛び立って近くの電線まで避難する。

しかし、残りの何羽かは餌に未練があるようで、こちらの様子を窺いながらぎりぎりまで草むらから離れないでいる。

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ジンゴベージンゴベーとクリスマスは去っていき、今年も後わずかになった。

娘たちが学校を卒業してから、クリスマスの行事は我が家から遠ざかっていき、半ば強制的に買わされたクリスマスケーキを捨てるようにして持ってきてくれた人も今ではいなくなって、普通の日になってから早幾年、、、、

今日は、仏壇の掃除を済ませ、正月を迎える準備の第一歩が始まった。

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2018年12月22日 (土)

冬至

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今日は冬至、一年で一番昼間が短い日と言う。

明日からまた米一粒づつ日脚が長くなっていくことになるのだが、今年の冬至はいつもに輪をかけて、夜の明けない冬至になったのは午前中降り続いた雨のせいである。

外が暗くて寒いとなると、カーテンを開けても電気をつけていなければ暗いので、引いたまま電灯をつけていると、なんだか眠くなってしまうから不思議。

どうも、脳みそが眠ったままのようだ。朝の日の光が脳を刺激して目覚めると言うのは本当らしい。

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何時までも抛っておけないので、この暗さを利用して年賀状の作成にとりかかってみた。

毎年のようにパソコンで宛名を印刷したのだが、操作が簡単になったのと印刷する枚数がかなり減ったのもあって小一時間で済んでしまい、勢いにのって裏面の編集も済ませ印刷できてしまった。

あとは、明日からすこしづつ手書きのコメントを入れながら二十五日くらいまでに投函できるようにしようと思う。

夕方になって西のほうに雲の隙間が出来たようで橙色に染まっているのが見えた。

冬至かぼちゃを食べて、柚子湯に入って今年も冬至の行事を終えた。

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2018年12月18日 (火)

すっきりくっきりと

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Img_0004きのう富士山に厚い雲がまとわりつき、一回り大きくなった装いをしていたが、その後夜の間に富士山では大量の雪が降り、空気中の塵もついでに落したようで、午前中は90
kmほど離れている静岡から富士山頂剣が峰にある、旧測候所が見えた。

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先日河野外務大臣の記者会見の映像を見てびっくりした。

仏頂面をしたままの記者会見で貴社の質問に答えず「つぎ どうぞ」と言う言葉を四回もしたそうだ。

そんなに答えたくないことばかりの記者会見など開かなくても良かったのにと思ってしまった。

大臣になる前までは、自民党議員ながらずばずばとした物言いで、贔屓目で見ていたのだが、大臣になってしまうと「やっぱりね」と言う感は免れない。

日露の外交交渉は、安倍首相が議会にはからず勝手に二島変換に切り替えたようで、外務大臣は蚊帳の外、、、、、、

もやもやとした霧が晴れない腹いせだったとしたら、、、、その憂さ晴らしを閣議で言うべきで記者に対して言うことではない。

視界不良なときは、大雪でも降らして塵を払わないと、、、、、、。

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2018年12月17日 (月)

リンゴのワイン煮

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長野かリンゴをもらってきてはや一ヶ月になる。

100kgほどあったリンゴも残るは5~6kgほどになり、表面が粘つくようになった。

一般に蜜が抜けたと言い、すこし味も落ちてきた、、、という。

もっとも、リンゴを持ってきた当初はほとんどあちこちに配っているのと、飽きが来たというのは言い過ぎかもしれないが最近歯が悪くなって、りんごの丸齧りが出来なくなったので、この一ヶ月間に十個とは食べていないように思う。

そこで、先日来何度か造っているリンゴのワイン煮を作ることにした。

このワイン煮は自分の周りでは非常に評判が良くて、「どうやって造るの?」って聞かれるがとにかくいい加減に造っているのでレシピはない。

ただ、リンゴの皮をむき、六つ切りくらいにして芯を取る。

次に鍋に入れワインを適当に、砂糖も適当に、レモンをほんの少し入れて二十分ほど煮立てれば出来上がり、と言う簡単なものである。

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二時間冷凍して出来たのが上の写真、煮汁も吸い込んでうまみを増す

冷ましたあとパックに入れて冷凍すれば何時までも持つので、夏まで持てばシャーベットのような食感が楽しめるのだが、それまで持ったと言う人はいない。

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先日、東名で煽り運転の末、追い越し車線に止めれトラックの追突で亡くなった清水市の夫婦がいて、煽り運転をした福岡の男に懲役十八年の判決があった。

裁判では、法律の解釈では無罪と言う懸念もあっただけに、しかるべきところに落ち着いたと言う感じがしないでもない。

ただ、追突したトラックの運転手を不問に付したことなどすっきりと言うわけには行かない気がする。

このあいだ、日本平に向かう途中二台の車に追いついた。

そんなにスピードを上げてたわけでもないのに追いついた後すぐ後ろに何台もの車が追いつき、半ば渋滞と言った感じになってしまった。

原因は二台前の車があまりにもゆっくりと走っていたためで、片側一車線で追い越し禁止の曲がりくねった坂道なので前の車が譲らない限り追い越すことが出来ない道路である。

観光なので急ぐこともないけれどじれったさが募る。

こんなとき、車同士の連絡が付けばいいのだがその手段はない。

助手席の連れが何かと言ってくれているので、怒りは抑えられているが、その後ろのほうでは何台かがクラクションを鳴らす。

ようやく駐車場についてから文句を言われいるのを見たと言っていたが、早く走れないかゆっくり走りたいのなら道を譲ると言うことがなぜ出来ないのだろうかと思ってしまう。

自分の場合、後ろから車間距離をつめてくる自動車には道片のすこし広い所で譲るように心がけている。

そうすれば、いくらかでもトラブルは防げるはずなのだが、、、、、

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2018年12月15日 (土)

書は人なり

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今朝の新聞を見て「これは芸術なんか?」って思わずつれに聞いた。

静岡市長が定例の記者会見で今年を象徴する漢字を披露したそうだ。

自分の目から見ると読める字であるが、筆を使ってこのような字を書くのは筆遣いが出来ていないといってよいだろう。およそ、自慢げな顔をして人様の目に触れさせたくない字であるとおもうが、、、、。

むかし、「書は体を表す」とか、「書は人なり」と聞いていたので、悪字の自分は常に恥ずかしく、字の上手な人をうらやましく感じていた。

正月の書初めは常に赤紙が張られており、金紙や銀紙は一度としてなかったように思う。

静岡市長は我々のようなよそから来たものにとって典型的な静岡市人で静岡弁で言う”おだっくい”ひとのようで、知事から常にいじめられている印象が強い。

静岡県内でこれほど何かにつけいびられている市長や町長はいないのは単に馬が合わないだけではないとみえる。

この人来春の選挙にはまた出馬するそうだが、、、、、、、、

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2018年12月14日 (金)

豪華な夢テラス

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富士山の眺望が良いところから昭和二十五年に日本観光地百選の一位に選ばれた日本平も最近では閑散としていたが、十一月山頂に夢テラスなるものが出来て活気を呈していると聞いていた。

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今日は穏やかに晴れ上がって、家の近所からも白く雪の積もった富士山がみえたので、ウイークデイで人も少ないだろうからと出かけてみることにした。

山頂近くの駐車場に入ろうとしたら、旗振りの人がいて、「駐車スペースなかったら、いったんこちらに出て向こうの駐車場に入れてください」という。

これまで無かった駐車場道路に入り、一番近くのスペースに入れて土産物屋のほうに歩いていくと、そちらのほうに何台ものスペース開いていた。

「こんなんなら 慌てて入れることも無かった」なんて思いながら負け惜しみに「ちょっとは身体を動かさないとね」と山頂に向けて歩き出す。

人の数はこれまでにないくらいいて、さすがだなとおもった。

この前来たときに工事中だったので見当はついていたがテレビの中継塔を丸く囲むように屋根つきの回廊が出来ており、東京オリンピックのメイン会場を設計した建築士が静岡産の木材を使った建物と言うふれこみもあってかなり高額のものになったのだろうと下司の勘繰りをしてしまった。

回廊の名前は”夢テラス”と言うそうだ、中には案内の係員もいてあれこれと説明をしてくれているが、何度もこの地に来ているものにとっては、、、、、、、、、、ともあれ、今日の山頂は風も無く暖かな日和の中富士山は雲の上に顔を出し、よそから来た人にはこれ以上ないほどのご馳走を呈していた。

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2018年12月12日 (水)

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先日来の暑さのためか稲刈りがとっくに済んだ田んぼが春めいてきた。

切り株から出た二番穂とその周りを取り囲んだ蓮華草の葉っぱが密集し、春と間違えた花があちこちで、淡いピンクの花を咲かせている。

近いうちに降りるであろう霜に負けるのかどうか、柔らかい葉っぱと花ながら意外と環境には負けない強さを持っている。

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今年を表す漢字一文字の発表があり”災”と決まった。

この字を見て今年もあちこちで地震や水害による被害が各地で起きていたが、一番身近に感じたのは気象庁が言った”災害級の暑さ”と言う言葉であった。

暑さに弱い自分にとっては外に出るのが億劫になることしばしば、おかげで運動不足からくる肥満が、、、、食欲は落ちなかったんだな。

人間歳をとると誰しもボケてくるものらしく、ずっと昔のことはよく覚えていて懐かしの歌番組などを見ると、この歌のときあんなことがあったなどと関連して憶えているものだが、最近のことは後先がこんがらがっているのはまだしも、そんなことあったっけなんていうことが多い昨今である。

たしか、北海道の地震と倉敷の水害どっちが先だったかなどといえば、被災者に叱られるのだが、、、、、、、

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2018年12月11日 (火)

枯れ薄

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世界中で貧富の差が拡大している。

富めるものはますます富を集め、一度踏み外すと詐欺や博打でなければ最後まで浮かび上がれない仕組みをどの国の政府も推し進めている。

フランスのようにデモは文化だと認めているところでも、この機に乗じてか、はたまた鬱憤晴らしか略奪に尾ボブ物が出てくる。

しかし、ほとんどの国では、政策に反対するとどの政府も力でねじ伏せよう押している。

その中でおとなしい日本人は”枯れ薄”など歌って自分の身の不幸を嘆いている。

日暮れ間じかの麻機田んぼのわき道、光を失った太陽が種を散らばかそうとしている葦の穂を透かしている。

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拙速といわれ、法案も穴だらけの出入国管理法改正案が参院を通過した、改正と言うからには良くなったかと思いきやその中身は在留資格が審議されただけで中身については、法案を提出した法務省でさえわからないと言うものである。

人手不足を賃金を安く使える外国人に頼ろうとした経済団体の要望にこたえただけとしか見られないことは、劣悪な条件を改正し日本で心地よく働いてもらおうと言う姿勢は一切見えない。

いまの人手不足が何時まで続くと思っているのだろうか、リーマンショックのあとブラジルから入ってきた日系二世三世を説得して帰ってもらったことを忘れてしまっているかのようだ。

実際にオリンピックを終えるとその国は景気減退期に入るのだが、2021年はそうなる可能性が無しとは言えない。

そのときまでのつじつまあわせの法案となりそうで、、、、、

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2018年12月10日 (月)

ああ白菊

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庭の千草も むしの音も 

    たえてはかなくなりにけり 

ああ 白菊 ああ 白菊よ 

    一人遅れて 咲きにけり

この歌 もともとはスコットランド民謡だったそうだ。

しかし、メロディーがいたく日本人に気にいれられたようで、明治になっていち早く日本語の歌詞がつけられ広く普及していった。

このほかにもアイルランド民謡はその音階の使い方が日本の古来の歌と似通っていたのか、”蛍の光””故郷の空””ダニーボーイ”など数知れず日本語の歌詞がつけられて歌われている。

各地から雪の頼りも聞かれる今の時期は、この”庭の千草”が丁度あっている。

菊は日が短くなると咲きだす性質があるため、白菊ばかりが遅いわけではないが、この白さも日本人の心を揺さぶるのであろうか。

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2018年12月 8日 (土)

枇杷の花

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枇杷の花が厚い外套のような殻を破って白い花を咲かせ始めた。

晩秋に黄色い実をたわわにつける甘い実の準備をいまから始めているのだが、その実に対してさくらんぼや桃のように華やかさは全然感じられほどみすぼらしい花である。

花言葉は温和とか内気などとあるのはそんな花の印象からかもしれない、

また、治癒と言うのもあるがこれはその葉はむかしから薬になるとは聞いていたことにもよるのか。

その一方で、家の周りに植えるものではないとも言われているのは、毒性が強いことにもあるようだ。

ともあれ、いま山の畑の周りで沢山咲いているのは、カラスなどが種を運んできたようで、誰も植えたものがいないそうだ。

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今日十二月八日は日本が真珠湾のアメリカ軍を攻撃して太平洋戦争に突入した日である。

それ以前に中国東北部に侵略し満州国を作っていたのを国際社会から糾弾されて、石油などを止められてしまったのを、国際情勢に疎い軍部に引きずられて世界大戦に突入した日である。

しかし、八月十五日はまだ記憶の中にあるが、十二月八日は忘れ去られたようで新聞もテレビも何の反応もしていなかったようである。

この戦争に突入したのは、軍部ばかりでなく一般の人も、経済力、生産力の違いを軽く考え、精神力で勝っていると言う勢いのいい話に乗っかって「行け!行け!どんどん」と後先を見なかったことにある。

いままた、ユーチューブなどを見ると何の根拠も無いのに、周りの国より技術的なり軍事的に優勢であるなどという投稿が満ち溢れている。

歴史は繰り返すという、なぜあんな馬鹿げた戦争に入ったのか、もっと検証しなければならないはずだが、、、、、

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2018年12月 7日 (金)

何処吹く風?

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暦の上では今日が二十四節季の大雪に当たると言う。

北海道などではその言葉に合わせるように遅めの雪景色になったようだが静岡ではそんなこと何処吹く風と言わんばかりに日中は暖かな日和となっていた。

しかし、雲のかいまから見えた富士山は真っ白に化粧しているようで、今朝方の残り雨は雪だったのをうかがわせていた。

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昨日の夕方のテレビでは、ソフトバンクの携帯電話が通信障害を起こして4時間ほども麻痺していると報じていた。

携帯電話内と生活できない人がかなりいたようで大騒ぎになっていた。

自分の形態はソフトバンクのではないうえ、月に何回かしか使わないので、そんな騒ぎも何処吹く風とばかり気にもしなかったが、一瞬何処かの国あたりからサイバーテロみたいに通信妨害に曝されたのかと思ってしまった。

ところが、今日になって大もとの機械が更新の期限切れに対処していなかったのが原因と聞くと、”なんだアホらしい”というのとあまりにも責任感の無さにあきれていまった。結局は”大山鳴動して鼠一匹”と言うことになったが、もし本当にサイバーテロだったしたらどうなるんだろうな。

文明の弱さが垣間見えたような気がする。

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2018年12月 6日 (木)

鳥の心 我知らず

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ほとんど夏日だった昨日の午後、麻機の遊水地で見かけたアオサギ。

口をあけて杭の上に立っていた。

こんな光景を見たことが無かったので検索してみたら、鳥には汗線が無いので口から熱を放射して体温を下げているとあった。

夏の暑い最中でも見たことが無いので、、、、、、、鳥も冬毛になっていて熱が身体にこもってしまっていたのだろうか。

水の中に入っていれば良いようなものだけれどとなんて思ってしまったが、そうは行かない何かがあるんだろうか。

鳥の心 我知らなず

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2018年12月 5日 (水)

四寒三暑

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百人一首に山川に”風のかけたるしがらみは 流れもあえぬ紅葉なりけり”と言うのがあるが、裏の川の上流で見かけた風景。

コサギが滞留している落ち葉のたまっている水面に立って小魚を狙っているようだったが、自分が上から見つめているのを知って「小魚なんて知りませんよ!」ってな顔をして突っ立ている。

本来なら警戒心の強いこの鳥は人に見られていると悟った段階で飛び去っていくのだが、そこまでしないのは美味しい獲物を見捨てるには勿体無いとばかり様子見しているのがバレバレである。

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この季節は”三寒四温”ならぬ四寒三温と次第に寒さが厳しくなっていく季節であり、基本的にはそうなのだろうが、二十度越えの日もあって三暑四寒という感じがしないでもない。

当然ひ弱な人間は厚いコートを着たり、セーターも脱いだりと調節に気を使っているものの、つい油断をして体調を壊したり、風邪をひいたりなど得こんでしまう人がいる。

わが家でも若干一名が寝込んでしまい、なれない洗濯や調理を自分がしている。

調理しているというのもおこまがしいのはスーパーで出来合いを買ってきたりが主なためだが、おかゆは米からを作り、シチューは家にあるジャガイモ、人参、タマネギそして隠し味にリンゴを放り込み作ってみた程度。

しかし、なれない男が作ると、どれも量が多すぎるうえ、病人は食欲が無いとかで、結局のところ出来たものを始末するため、毎食おかゆとシチューが出てくる食卓と相成っている。

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2018年12月 3日 (月)

改まらない

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野葡萄が紫から青の艶やかに色づき、藪の中で存在感を示している。

子供のころから毒があって食べられないといわれてきたので摘んだことが無かったが、長野の義弟はこれを焼酎漬けにして肝臓の薬だといって飲んでいるといった。

大体薬なんて病気を治すために飲むのだが、”毒をもって毒を制する”みたいなところがあって、あまり飲みすぎると身体にはよくないものが結構ある。

長野で小さな瓶に入ったものは、蔓と葉っぱごと漬け込んだもので、茶色い液体は「そうかいな」と言ったもののあまり飲んでみたいと言う気にはならなかった。

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今日は、自動車の定期点検でディラーに行ってきたが思ったより時間がかかり、済んだときには御昼ちかくになってしまったので、近所の食堂に入った。

丁度昼時とあってほとんどのテーブルは埋まっており、注文して出てくるまでかなり時間がたってから。周りのテーブルはすでに食事に入っていた。

ところが、食べ終わって周りを見ると自分らより15分くらい先に食べだしていた隣の若い衆はまだ食べている。

若いときから「早飯 早糞 芸のうち」なんていわれた時代に育ったためか、戦後の食糧難の時代、人より早く食べないと腹が膨らまなかったためか、、、、、、

とにかく、夫婦そろって同じ時間に食べ終わるところを見ると、我が家の食事時間は短い。

食事の楽しみは会話をしながら、ゆっくり嚙んでと今は言うらしいが、親の教えはその逆だったし、飯の早いものは仕事をしていても手が早いなどといわれた。

そんなこんなで、何人抜きしたかは分からないが、駅伝ではあるまいに我ながら直すに直せないこの癖?はなかなか改まらない。

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2018年12月 1日 (土)

長寿は平安だから

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今日の静岡市内は市対抗、町対抗の駅伝大会で大賑わい。

いつも我々が集まっている山の畑の下を通過するとあって、交通規制が始まるすこし前にでかけた。

ここには毎年応援に来る人の顔ぶれが決まっているので自分も沿道に顔を出して応援することにしている。

予定に時間になるとまず白バイが二台露払いしていき、緊張がたかまりしばらくして、次々とランナーがゆるくカーブしている向こうから現れる。

この区間は最近中学女子の区間になり、カモシカのような足でかけていく、おもわず「贅肉の無い足ばっかり」と仲間内からうらやましそうな声が聞こえる、「おい、気をつけないとセクハラって言われるぜ!」と注意する声も、、、

10分とは立たないうちに全ての走者が走り去り、沿道の応援者それぞれに消え去っていく、、、、、なんだか、鵜飼舟を読んだ句を思い出してしまった。

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今日十二月一日は自分の誕生日。男の平均寿命近くになっても特に悪いところも無く歩き回れるのは最高の幸せである。

高校同級生の2/3はすでに他界しており 便りは無いが何人かは病を抱えているという中で、いまだに特に悪いところが無いというのは 先祖から受け継いだ遺伝子がよかったせいばかりではないようだ。    

その中のひとつに長寿は長らく平安が続いたということであろう。

自分らが子供のころ、、、、昭和二十年代の男の平均寿命は五十歳代だったという。

”人生わずか五十年 下天の内に比ぶれば 夢まぼろしのごとくなり、、、”という謡曲の一節は信長が好んだことで有名だが、若者を大量の殺した戦争は、何百年も時代を遡らせしまった。

いままた、世界では自分の国優先を公言してはばからない指導者が次々と現れている中にあって、日本もその波に乗っかる形で憲法を変えて戦争の出来る国に戻したいという情勢が出来つつある。

長寿がめでたいということはその辺にあるのではないだろうか。

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