四寒三暑
百人一首に山川に”風のかけたるしがらみは 流れもあえぬ紅葉なりけり”と言うのがあるが、裏の川の上流で見かけた風景。
コサギが滞留している落ち葉のたまっている水面に立って小魚を狙っているようだったが、自分が上から見つめているのを知って「小魚なんて知りませんよ!」ってな顔をして突っ立ている。
本来なら警戒心の強いこの鳥は人に見られていると悟った段階で飛び去っていくのだが、そこまでしないのは美味しい獲物を見捨てるには勿体無いとばかり様子見しているのがバレバレである。
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この季節は”三寒四温”ならぬ四寒三温と次第に寒さが厳しくなっていく季節であり、基本的にはそうなのだろうが、二十度越えの日もあって三暑四寒という感じがしないでもない。
当然ひ弱な人間は厚いコートを着たり、セーターも脱いだりと調節に気を使っているものの、つい油断をして体調を壊したり、風邪をひいたりなど得こんでしまう人がいる。
わが家でも若干一名が寝込んでしまい、なれない洗濯や調理を自分がしている。
調理しているというのもおこまがしいのはスーパーで出来合いを買ってきたりが主なためだが、おかゆは米からを作り、シチューは家にあるジャガイモ、人参、タマネギそして隠し味にリンゴを放り込み作ってみた程度。
しかし、なれない男が作ると、どれも量が多すぎるうえ、病人は食欲が無いとかで、結局のところ出来たものを始末するため、毎食おかゆとシチューが出てくる食卓と相成っている。
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