栃の花
かわたれどきの栃の花はまだ眠りから覚めていないようでなんとなくもやっている。
栃の花は素晴らしい蜜を持っているようでこの花からだけ採った蜜はかなり高値で店に並んでいる。
秋になると栗の実を大きくした茶色の丸い実を地面に落とし、それを求め人々が集まった。
栃の実は、縄文時代から食べられていたようだが、その渋抜きが難しく誰でもができるものではなかったし、食べられるまでの手間も大変だった。
しかし、この実を処理したものはむかしから飢饉食として蓄えられたし、この実を使った餅はその香りから自分も大好物の中に入る。
そして、木目の美しさや細工のしやすさから伐採が進み、いまでは、この木の巨樹は見ることが出来なくなった。
ちなみに、フランスにあるこの木の仲間はマロニエと呼ばれシャンソンなどに良くつかわれているが、実の形が違うのを、二十年ほど前初めて知った。
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川崎市でまた悲惨な事件が起きた。
この種の事件は相手が誰でも良いというところにやりきれなさがつのる。
再発防止といったって、「どうすりゃいいの?」って感がつのり、今後もこれに類した事件が発生することになるだろう。
それにしても、四十代からv六十代にかけて61万人とかの人が引きこもり親の世話になっているときくと、自分らのころはそんな話を聞かなかったような気がする。
学校を卒業したら、働くものと決め付けられてもいたし、自分たちも当然そういうものだと思っていやなことがあってもしがみついて頑張った。
それがそうでなくなったのは、社会が裕福になってからのことなんだろう。
武田鉄矢のお袋の歌の中に、母ちゃんが「社会に出たら働いて働いて働きぬけ! 休みたいとか遊びたいとか思ったら そんときゃ死ね」って言うようなセリフが入っている。
、親も優しくなったのかな、、、、
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