エゴの木の花
エゴの木に花が密集して咲いていた。
よく茂った葉陰の下で下向きの花は目立たないかと思ったが、熊ん蜂がブンブンと飛び交い、花の下に入って姿を消す。
エゴの木の名前の由来は、花のあとに出来た木の実がえぐいことからつけられたと聞くが、子供のころこの木をチシャの木という名前で習ったさい、毒があるというので味見はしたことが無い。
しかし、齧るとえぐいと言うことはそんなに強い毒ではなさそうだ。
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京のテレビは、執拗に八十七歳の老人を槍玉に挙げていた。
たしかに、両手に杖をつきよたよたと歩く姿はとても自動車を運転できるような身体ではないことが分かる。
しかし、三十年も前に退職した役所の名前を出して元工業技術院院長という肩書きをつけなければならないのだろうか、それより、天下りしてクボタの副社長という直近の肩書きをどうして言わないのだろうかと気になった。
”お役所憎し”の風潮があったのか、本人が元院長と言う肩書きをひけらかしていたのだろうか。
たしかに、自分の家の近所には元警察署長だの元学校の先生だの、市役所、県庁だのと過去の栄光(本人だけだけだが)を引きずっている人がいて煙たがられている向きもないではないが、、、、、、、
とにかく、退職したらただの老人になぜ出来ないのか、、、なれないのか、、、、
ちなみに、自分の場合はなんと言う肩書きをつけようか、「あるときは元鉱夫、またあるときはボーリング屋、而して遊び人の、、、」と片岡千恵蔵の多羅尾伴内(誰か分からない?)並みに言ってみるか。
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