アザミの歌
植物学的には日本に六十種ほどのアザミがあるそうだが、その区別は難しいそうだ。
その辺のことは分からないが、この花はたぶん”ノアザミ”と見て間違いないだろう。
日本人は、水族館で魚を見ると「美味しそう」と思う人がかなりいるそうだが、自分は戦後の食糧難を体験していて、先日のカタクリもそうだがイタドリやノビルなどのほか、かなりの野草を食べてきたので、このアザミなどをみると若い芽を食べたくなってしまう。
アザミは、全身にまとった鋭い棘ゆえに、採取するときなど痛い思いもするが、いったん茹でればその棘は気にならなくなって、おひたしや汁物に入れてもよいし、天ぷらなども良い味をだしている。
若いころ、北アルプスの縦走などの折には下のほうでアザミを摘んで夜の味噌汁の具にしたものだった。
花言葉のひとつに「触れないで」というのがあるそうだが、これも棘ゆえにつけられた言葉であろうが、その味を知ったものには何の効果も無い。
アザミの葉っぱを茹でながら「アザミの歌」を鼻歌でうたう。
山には山のうれいあり 海には海の悲しさが、、、、、、と
。
今日、北海道でギョウジャニンニクとイヌサフランを間違えて食べ、食中毒が発生したそうだ。
若芽のときはよく似た形をしている草だが、畑に植えている場合はその区別はわかっているはずだし、野生の場合は採ったときその切り口の匂いを嗅げば分かるはずと思うのだが、、、、
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