マタタビの半化粧
安倍川上流で一部葉が白くなった蔓を見かけた。
マタタビである。
その葉影で小さな花が咲いているのだが、葉が白くなるのはここに花があるというのを知らせるためのようだが、白粉を半分だけしか塗れなかった半化粧とも言うべき状態か、、、、
マタタビは子供のころよく食べた果実ではあるが、同じ仲間のサルナシほど美味くなかったので、焼酎漬けなどにしたが、子供ゆえに飲ませてもらった覚えがない。
猫にマタタビというように何か刺激するものが入っていて、酔っ払ったような状態になるとも聞いたが、マタタビをとっていたころの鉱山町には今思うと猫がいなくてそんな話を聞くだけのことで、実際に見たこともなかった。
また、マタタビの意味は疲れきった旅人がこの実を食べると又元気が出て、歩き出すことからだというが、これまたそんな旅人を見たこともないし、子供のころはそんな疲れ方をしたことが無かったので、これまたわからない。
結局のところ、マタタビはほかの薬草同様その効果は聞くだけで、効いたかどうかは分からないで来た。
世の中、うわさには聞いていても実際はどうなのか分からない半化粧が多いのはいつものことか、、、、、、
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