弁当もちの将棋
雨が降りしきる中、裏の川に鴨の親子が来て餌をあさっていた。
降ったりやんだりの小雨なので水量はあまりないため雛とでも水底のえさをこそぎ取ることができるようだ。
今年は鴨の雛が極端に少なかったようで、自分が見たのはこれが初めてと言っていいほどで、いつもの年なら生まれt間もない雛を何羽も連れているのに、こんなに大きくなるまで見ていないのは何か異変があったのだろうか。
そのむかし、鉱山に勤めていたころ町屋の人々は羨望の裏返しだったと思うが鉱山勤めを「弁当持ち」と陰口を叩いていた。
この風習は弁当業者が無かったし、他所の人が無断で坑内に入るのは危なすぎたので退職するまでつづいた。
あさ七時出勤と言う事情もあって持参した弁当は昼休みの十一時からの一時間だった。
各切り羽から食堂に集まると十分ほどで食べ終わり、そのあと将棋などを打ち興じるのだが、ひどいときには三局も打つほど早差しであり、下手に考え込むと「下手な考え(将棋は)休むに似たい」と回りから急かされた。
当然、何手も先を考えると言うことはなく、その場で思いついた手をさすことになるので上達はしない。
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G20で大坂にいたトランプ大統領が板門店で北朝鮮の金正恩委員長と会談した。
新聞には”思いつき外交だ”とも書いてあったが、下準備はどうだったのだろうか。
昨日のニュースでは、会うだけで成功、話しも二分ほどかも、、、なんていっていたからまったくの成算があったようには思えない。
「下手な鉄砲数打ちゃあたる」とか「下手の横好き」などということわざがあるが、大国を手玉に取るほどの金正恩を相手に国際問題を思いつきだけで進めていくのはいくら次の大統領選の選挙対策だといっても、、、、なんなのかな?
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