海行かば
のろのろとした台風10号が日本に上陸し山陰沖に抜けたようだ。
ここ静岡はかなり離れていたが影響範囲が大きかったため、風は幾分少なめだったものの、雨が激しく降ったり、青空が出たりなど変幻自在な空模様の一日だった。
麻機の遊水地でも。風に煽られて裏返しになる蓮の中で雄雄しく立ち上がっている蕾の花があちこちに突っ立っていた。
海行かば 水漬く屍
山行かば 草生す屍
今日は先の大戦で日本が無条件降伏をした日である。
j自分の周りでは父親が中国大陸で盲貫銃創で負傷し、戦争末期には27歳だった義理の叔父が輸送船の撃沈で、同じく従兄弟も海に沈んだまま帰ってこなかった。
この大戦での犠牲者は民間人を含めて300万人以上とも言われる日本人が死に、世界では数千万人とも言われる人々が犠牲になり、一人ひとりの記憶は何千万通りあったはずだが、全てを一緒くたにして闇の中に封じ込めてしまった。
いまの国会議員のうち先の大戦について肌身で感じた人はほとんど居ないそうだ。
ネットを見れば勇ましい言葉で、韓国と戦争したらとか、中国と戦わばなんて言葉が飛び交っている。
戦争とは、一方的に勝つものではない。
どんな小事件でも必ず泣く人が出てくることを知って欲しいものだが、、、、、、、、
今日はお盆、久しぶりに戦争の犠牲になった親族をおもってみた。
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