見得
今日は処暑、暑さも和らぐころという暦どおりの気候になった。
ひさしぶりにエアコンの厄介にならずに済んだが、暑さにうだっている時間が少しでも少なくなれば幸せと感じてしまうこのごろである。
郡上八幡に行く前に関に住む姉夫婦と食事を、、、と連絡していたが、あまりにも早く着きすぎたので隣の美濃市で時間を調整しようということになり、ここの名所である「うだつの上がる街並み」を見に行くことにした。
美濃市はそのむかし美濃和紙で栄えた町で、大もうけをした町屋は競って隣の家との間に防火壁を造り延焼を免れるため、屋根の上にすこし高い壁を造った。
そして、その壁のことを”うだつ”とよび、金儲けの証しとした。
この壁くらいで、火事が免れることがないのは当たり前で、もし本当に延焼を免れたいのならこんな壁より家と家の間を離すことのほうがよほど効果がある。
つまり、うだつとは見得以外の何者でもない、その証拠にうだつの傍には火防せの神 秋葉神社の分社を祭って神頼みをしている。
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