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2019年9月 8日 (日)

鴻巣

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長野県上田市 塩田平の東端に富士山と言う地名がある。

なぜそう言う地名がついたのか分からないが、この地に鴻巣というところがあって高さ60mほどの円礫凝灰岩の崖がある。

上田市の文化財に指定されているが、まったくのほったらかし状態で人が訪れた気配はほとんど無いところである。

説明書などによると、そのむかしここら一帯がフォッサマグナと言われ、日本がまだ東西に分かれていたころ、海の底であり、遠くは南アルプスなどから砂利が流れ込み堆積したあと、隆起して現在の地形になったと言われている。

圧縮の掛かり方が少なかったようで、もろい地質が崩れやすい崖を形成していて植物で覆われることが出来ないが、唯一松だけがかろうじて根を生やすことが出来るみたいで、写真のように小さな木が点在し、崖の下には直径20センチ程度の枯れた松の木が転がっている。

それにしても、このような水気のない崖で生命をつなぐ松を見ていると人間ってもろいもんだと感じてしまう。

 

塩田平はこの時期からマツタケを食べさせる山小屋があちこちに出来ており、この崖のすぐ傍にも大きな小屋と自家用車が二十台ほど駐車していたが、自分の鼻にまでその香りは届くことがなかった。

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コメント

岡崎在住さま
ハイパーカミオカンデの建設が栃洞坑内にね、、、、
四十年経ってようやく造られることになりましたか。
と言いますのは、1,980年ころ岩盤がより強固な栃洞に造りたいと打診を受けた際断わった経緯があったそうです。
そこで、当時茂住鉱長の小松さん?が茂住で作ることを引き受けて完成したものと聞いています。
栃洞のマイナス430mレベル、十番鉱あたりは岩盤が強固なので、かなり大きな空洞を造っても、茂住のように山跳ねはおきないと思いますので最適地と思いますが、四十年前の鉱長の度胸のなさといいますか、、、、

投稿: オラケタル | 2019年9月10日 (火) 17時29分

フォツサマグナと聞くと、黒部の太陽(映画)を思い出すさな。何でも日本が弓状に曲がっておるのも起因しておるとか雑誌に書いてあったかね。(映画は実際に視てはおらんけど)ところで、地質といえば、正式に建設が決まった「ハイパーカミオカンデ」は、二十五山の地下に設置するらしいよ。さてと、あそこ(二十五山)はトラックレスマイニング後のとこやで、地質は如何なものなんやろね^^

投稿: 岡崎在住 | 2019年9月 9日 (月) 20時47分

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