耳が痛い
家の近所に評判のあまりよくない大手貸しアパート業者が1DKの集合住宅の建設工事に入った。
先日その建材が入ったので見ていたら最近の建築方法なので工場で作ったものを組み立てるだけの建て方のようだ。
建築基準法的には強度もふつうの柱をたてて屋根を乗せ壁を張るといった建て方と同等以上に強いそうだが、家を建てているのは大工というより組立工という感じで、鋸も金づちも使わず、枠と枠をはめ込んでボルトを締める。といったやり方で工事は進む。
部屋は、玄関から突き当たりのベランダまで一直線窓はそこだけ、トンネルを積み重ねたような造りである。
「オラこんな家嫌だ こんな家嫌だ 、、、、、、」
国連の温暖化対策サミットが開かれ、スウェーデンの16歳の少女が招かれて演説した。
各国首脳を前にして拍手で紹介されると「私がここに立っているべきではなく学校にいるべきだ」と延べ、いならぶ首脳に「あなたたちは空っぽの言葉で子供の将来を危険にさらしている」「あなたたちが話すのは金と永遠の経済成長というおとぎばなしだけ」など痛烈に批判した。
その前日、日本の小泉進二郎環境大臣が「貴方の国の脱化石燃料の方法」を記者団に聞かれて絶句していた様子とはかなり対照的であった。
そして、お手軽な化石燃料の使用に永年浸かってきた自分もなかなか抜け出せずにいるので耳が痛い。
ともあれ、これだけのことを堂々と臆することなく話しできるのはたいしたものだと思う反面、この記事を読んだとき思い出したのは、かなりむかし見た映画の題名「会議は踊る されど進まず」だった。
多分こんな風にして世界の政治は常任理事国の拒否権などという代物に妨害され、気づいたときには手遅れ、、、、
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