いらざる棘
柊南天の花がひっそりと咲いている。
在来種の南天に比べると花の咲く時期はずいぶんと違い花のかたちや大きさも格段に違う、そして、実の形に至っては難点という言葉が当てはまるかと思うほど黒くて大きな実がつく。
江戸時代に日本に入ってきたそうだが、冬に花を咲かすので柊という字をあてたのかと思ったら、葉っぱに棘があることから名づけられたそうだ。
この棘は、何の由来があってできたのだろうか、ふるさと中国ではこの葉を好んで食べる動物でもいたのかもしれない。
今日はスーパーへ行った後ドラッグストアに立ち寄ってみた。
報道ではマスクやアルコール消毒液が売り切れて棚にはないと聞いたからである。
こういうことは、何十年か前にあったなと思ったら昭和四十三年の石油ショックでトイレットペーパーがなくなる言ううわさが広まり、乗せられた人が買いあさって品切れ状態になってしまったことがあって以来かな、、、、
そんな思いで実際店内を歩いてみると、前には積んであった徳用の箱は見当たらなかったが、五枚で200円程度の小さなものは幾種類もぶら下がっていた。
静岡当たりではまだそんなに深刻な状態ではなさそうだしどの店でもマスクで顔を覆っている人はそんなに見ることがなかった。
いつも集まる山の畑、樹下の老人雑談所では「唾が飛び散る距離さえ離れていれば大丈夫なんだってよ」といえば「うちなんか女房殿とだってそれ以上の距離があるから、、、」って言う。
「うんでもって、手なんかからからに乾いておってうかつに手すりをつかむとピリリッテ来るんだけんど、あれはウイルス退治には良いんでないかな」なんて学説さえ出てくる。
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